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DSB月誌 vol.20 ワーケーションなう

現在函館にてワーケーションなるものをしておりますが、全く暇であり大変良いことだと思っております。
空港について、海鮮丼を食べて、源泉100%のぼろぼろの日帰り温泉に入って、市電に乗って駅前のラッキーピエロに行ってチャイニーズバーガーとシェイクを注文し、だらだらと仕事し、飽きて観光しようと思ったらコロナで拒否されたので、散歩しながら早めにホテルにチェックインし、また仕事をしています。今日の夜も温泉に行こうかな。

私は貧乏性なので金額を抑える旅が好きで、例えば今日の宿は1泊1700円のドミトリーと激安です。それでいて非常にきれいでサービスも行き届いている。(トップの写真はフロント兼ラウンジです。)何も不満はない。散歩が好きなので近くを意味なく歩いているだけでいい。食事もご当地のちょっとしたグルメが食べられればいい。温泉はどこでもいい。独り旅なのでこれくらいでいい。
ワーケーションの目的は普段と違う場所に行き、異なる感覚で日常を過ごすこと、それによってまた新たな感性を生むことなのだと思います。パクノダが「嘘は無駄」という理屈の「池に小石を投げ入れて沈殿物が湧き上がってくる」という話と似ている気がします。普段使わない感性を思い出している感じ。

そこにコストをかけようがかけまいが正直あまり変わらない。10000円かけて馬に乗ろが、暖炉のあるペンションで本をよもうが、散歩しようが時間に対する効果は一緒でそれぞれ得れる感性と得れない感性が生まれるでしょう。
「この職場でしかできない経験がある。」と言う理屈と一緒である。それはどの職場に行っても「ここでしかできない経験」だからです。

話は変わって、最近考えていることをざっくり書いていきます。
■能力開発について
能力開発についてもっと政府が金を出したらいいと思っているのですが、日本の失業保険の充実などをみるとこれ以上やるとなるとデンマークっぽくなり、社会福祉としてはいいのですが、労働者の権利(雇用の保護)が難しくなってくるんだろうなと思っています。フレキシキュリティというやつです。最近勉強しました。
能力開発について学校教育と社会人になってからの所謂リカレント教育的なものがあると思いますが、大人はもっと勉強したほうがいい。2週間で30時間捻出出来たらある程度のことはできるようになると思います。多くのことで初心者ランクになれる。あとは各企業ごとにコンピテンシーをしっかり決めてそれに沿った教育をしていくといいと思います。と理想論を書きましたが、日常の仕事より個人の能力開発のほうが優先順位高い気がするんですよね。個人の能力開発がしっかりすると日常の仕事が効率的に処理でき利用になるので。googleapps,slack,zoom,notion,が使えるだけで日本の生産性はバカ上がり。今のしっかり言うことを聞く人材を育てる昭和スタイルの教育と相性がいいと思うんだけどな。
学校教育の目的について国家の構成員を作るために教育があるのだと思っていましたが、もう少し考えると民主主義が機能する構成員を作る必要があるんだろうなと。で大衆はそんな難しいことを考えることができないから政治が衆愚化していく。正直一つ一つのイシューについて深い洞察があって国民が議論して主体的に決めていく民主主義というのは現在の社会においては無理だろうなと思います。
能力開発については経済を回す、社会について考えることができる人材を作っていかなければならないが無理であるという前提で政治を作り変えていかないといけない気がしますね。自分と自分の周りのコミューンを大切にすることが生存戦略になると思います。

■分断について
AI,DXと同じくらい分断と格差がバズワードになっている気がしてます。ちょっと前は対話と共感がった気がしますがこれらと並行していたかな。あとはベーシックインカムも流行ってますね。
分断については個人単位の分断とコミュニティ単位の分断があるかなと個人的には思っていて、
①どのコミュニティにも所属できない人
②単一のコミュニティにしか所属していない人
③複数のコミュニティを回遊している人
④コミュニティの長的な存在の人
で分けられてるんじゃないかなと思います。
コミュニティのサイズ感は色々あると思いますが、家族だったり会社だったり地域だったりクラスだったり部活・サークルなどがあるんじゃないでしょうか。所属感を持っていることが大事です。

①については行政のバックアップ含め手厚いサポートが必要になってきます。社会問題と呼ばれる可能性が出てくる人たちですね。問題はコミュニティに所属されないため可視化できないことです。コロナ禍によってより可視化されなくなったような感じがします。

②に関しては価値観の硬直化が懸念されます。この人たちが分断というものを生み出しているのではないでしょうか。後ほど書きます。

③の人たちは分断というものに基本的には縁はなく、価値観の多様化を知っています。東浩紀さんの観光客の概念ですね。ガイドブックを見て事前に勉強し、実際に会って対話し価値観を擦り合わせる作業をしている人たちです。ですがコロナの影響で他コミュニティの観光ができなくなっているためこの人たちも分断の対象になりつつあります。特にコロナ禍で新たな環境・ライフステージを移行した人たち(新入生・新社会人等)は分断の影響を受ける対象になると思います。

分断とは感覚的にはいわゆる優秀な人とそうでない人の分断な気がしています。ある程度共通言語としてリテラシーや思考力や対話ができる状態であり乗り越えられること→それはその④のコミュニティの長が持っていたらいい。そのコミュニティの長に出会えない、ということが問題なのではないでしょうか?

何が言いたいかというと分断は別に悪いものではなく、個人レベルで嫌いな奴やコミュニティとはコミュニケーションとらなくてよくて、コミュニティの長同士情報取り合ってお互いの悪口を言わない位の関係性を築けるレベルの対話力があればいいんじゃないかということです。小さなコミュニティをたくさん持ち、あえて分断させて交り合わせないほうがいいと思っています。

■web3.0について
分断の話と民主主義の話がありましたが、それに関連するようにweb3.0の勉強を始めました。
むずすぎる!あと2か月くらい勉強したら「完全に理解した」になるのかなと思いながら勉強しています。ぶっちゃけ追うだけで非常に大変。技術も概念も何もわからない。分散型ブログ「HiÐΞ」(ハイド)というのを見ているんですが、「HiÐΞをコミュニティで活用するためにはどうすればよいか」という記事を読んでいたら下の図をが出てきたので俺は考えることをやめた。
https://hide.ac/articles/1QUwu--rWより引用

全部わからない

ということでまずは簡単なスマートコントラクトを実装したwebアプリを作ってみたいと思います。可能性とか未来についてはよくわかりませんが、ハンマーを持つと全てのものがくぎに見えてくる状態のように全てのものをブロックチェーン技術を活用したらどのようになるのかを考えながら生活していくと楽しいんじゃないかなと思っております。

めっちゃ適当に書いたけど誰も読まんからいいか。雑記でした。

ひろっぱが卒業して元の青い屋根に戻りました!今までお世話になりました!

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