もしLabがつくばになかったら。
堀下恭平が、リングに上がっている。
12月1日で3周年を迎える茨城県・つくばのコワーキングプレイス「Tsukuba Place Lab(Lab)」はReadyforにてクラウドファンディングに挑戦中だ。
2016年の初夏、EVERY DENIMが製品を本格的に販売し始めた、僕にとって大学最後の(予定だった)年に、堀下さんとは出会った。
大学の先輩である彼は当時、休学中に京都で立ち上げた会社を経営しながら、筑波大学のすぐそば、学生にとって生活圏内(筑波大生の生活範囲は広い)である1件のビルの2階にコワーキングプレイスをつくろうとしていた。
同じく学生起業し、図書館を主な作業場所としながらいわゆる「繋がり」を欲していた僕にとって、堀下さんの話すプレイスの構想はとても魅力的に感じた。
そしてその構想は形になり、3年経ったいま、本当に、本当にたくさんの人の関わりによって、あらゆる挑戦が応援される、かけがえのない場所になっていると思う。
僕も、インディゴ染めの体験や、製品販売など、ことあるごとに機会をいただき、Labきっかけでたくさんの挑戦者と出会うことができた。
堀下さん個人とも、何度もトークイベントでご一緒した。つくばはもちろん、東京をはじめ、長野でも、自分たちの心の底から湧き出る純粋な言葉を届けようと努めてきた。
3年間、互いのハートに火を点け合い、燃え上がる様子を見せつけるようにして、存在してきた。ときに過度なまでにストイックなその姿勢は、僕にとって確実に誰よりも刺激になっていた。
そして僕は、すべての挑戦を応援してもらってきた。
そんな彼がいま、まさに挑戦の最中にいる。そして僕は、一挙手一投足を研ぎ澄ませてファイトする男のそばに居させてもらっている(今回のクラウドファンディングにはEVERY DENIMとしてのリターンがある)。
堀下恭平という男を、Tsukuba Place Labを応援しているのは言うまでもない。応援の裏にある感謝の想いについて、この場を借りて少しでも遠くまで届けたい。
まず、何よりもLabがなければ、大学を卒業した後もここまでつくばに関わることはなかっただろう。貴重な大学時代を過ごした街と、僕という人間を繋いでくれている本当に大切な存在。
そして、Labから生まれる尊い一人ひとりの挑戦を見せてもらえているということ。人が集まる場のおかげで、誰かが、何かに真剣に取り組むということ。その素晴らしさをLabには教えてもらっている。
最後に、これからもたくさんの人の想いが、夢が、Labを通じて形になっていくこと。そのワクワクを空気として感じさせてもらえていること。
もしLabがつくばになかったら、僕は、今もつくばに住んでいた過去を誇りに思えていただろうか。
もしLabがつくばになかったら、僕は、誰かの挑戦を、等しく、喜べる存在になれていただろうか。
もしLabがつくばになかったら、僕は、僕は、他人の未来に期待できる男を目指せただろうか。
つくばや茨城にまつわる人はもちろん、自分の大切な地域の挑戦の場を祝福できる人、そんな人たちにぜひこのプロジェクトページをご覧いただきたい。
12月1日(日)午後11:00まで。何卒よろしくお願いします。