『移住女子』を読みました
灯台もと暮らし編集長・伊佐知美さんが新潮社より出版した『移住女子』を読みました。
伊佐さんが出会った魅力的な「移住女子」たちのインタビューを軸にまとめた書籍となっています。
正直に言って、内容の形式がとても良かった。なぜなら、この本が形になって出たことで、ぼくは「もとくらがどういうことをやっているのか」を広めやすくなったからです。
もちろん、この本が伊佐さん自身の半生を書いた自伝のようなものでも、とても面白かったとは思うのですが、そのような体裁にはなっていない。
伊佐さん自身の想いが随所にちりばめられながらも、基本的には、もとくらの「仕事柄」を存分に感じられる内容になっている。ぼくはそう思いました。
力強くて魅力的でとても素敵な移住女子たちへの取材を通じて、「こういう生き方もありなんじゃない?」と優しく提案してくれる。
そのような「生き方」は、伊佐さんはじめ、もとくらの方々が灯台となって照らしてくれた「暮らし」に他なりません。
この本を通じて、移住女子に注目が集まるのはもちろん、改めて、もとくら自身の想いが広がっていくのが何より嬉しいです。
自分たちの想いを通そうと思えば、いろんなやり方があると思います。既存の体制を過剰に煽ってみたり、明確な「正解」を主張してみたり。
そのやり方自体に優劣はないのかもしれませんが、好き嫌いははっきりと分かれる。結局は、発信者が「どんな風に共感されたいか」「どんな人と想いを共有したいのか、広げていきたいのか」で決まるんだと思います。
選択肢を優しく提案してくれる、伊佐さんのこういった想いが、ぼくは本当に好きです。
もとくらを運営するwasei社長・鳥井さんのブログもぜひ読んでほしいです。
「灯台もと暮らし」は、移住促進メディアではありません。|隠居系男子
書籍の出版を記念して、2月3月は多数イベントが開催されます。
一部はもう定員が埋まってしまっていますが、3月のイベントはまだ空きがあるようです。生き方の選択肢を増やす1歩として、とても素敵な会になると確信しています。
最後に、この本が少しでも遠くまで届きますように。
山脇、毎日。