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デザイナーでクリムト展に行ってみた

先日、社内のデザイナーたちと社外勉強会としてクリムト展へ行きました。

いきなり遅刻

当日。せっかくの社外勉強会だと言うのに私は20分ほど遅刻してしまい、上野駅から美術館まで全力疾走しました。Slackで無駄に実況をしながら大急ぎで向かう私。

「駅でました!」

「信号通過しました!」

「公園入りました!」

入社して半年の私もすっかりSlack文化に染まりましたね。

先に到着した他のデザイナーたちは怒り心頭かと思いきや、私の待ちの時間を利用してWikipediaでクリムトの半生を学習していました。流石です。1秒たりとも無駄にしない姿勢。皆さん勉強熱心で会社の未来は明るいです。というか遅刻してほんとにすいません。

私は汗を拭きつつ、デザイナーメンバーにひたすら平謝りしながら入り口を見ると、平日の朝だと言うのに30分もの行列ができていました。改めて日本におけるクリムトの人気の高さを思い知ると共に、遅刻の気まずさが倍増したことは言うまでもありません。

クリムト展内容は

さて肝心のクリムト展の内容ですが、言わずもがな素晴らしいものでした。
生と死を予感させるモチーフに、綺羅びやかさと妖艶さを混ぜ合わせた壮大な表現。

全長34メートルを超える大作、ベートーベン・フリーズでは会場内にベートーベンの曲が流れつつ鑑賞するという気の利いた演出があり、クリムトが表現したかった世界感が増幅されて私の目と耳に注ぎ込まれました。
また、34メートルという巨大絵画のため壁に沿ってコの字に展示されており、絵画に包み込まれるような感覚に陥りました。
インスタレーションは近年ではよく見る表現方法ですが、100年前の絵画をインスタレーション的に「体験」する演出は新鮮で、クリムトの描く金色の色彩も合わさってまさにゴールド・エクスペリエンス(黄金体験!)。月並みな表現ですがすごく感動しました。


温和なデザイナーメンバーと記念写真。

クリムト展お土産

お土産コーナーでは今日来れなかったデザイナー達のためにクリムト飴を購入。クリムトの接吻の女性を再現しているようです。お猿さんじゃありません。


自分用にクリムトフィギュアも購入。素晴らしい再現性。知らない人が見たら猫を抱いて微笑むオッサンにしか見えません。

わが家ではムンクフィギュアと並んで飾っています。

また行きたい。クリムト。

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