自家受粉?虫媒花?
季節は小雪である
11月も下旬である
おうちの植物たちは新芽をぐんぐん伸ばし
花の蕾をつけ芳香を放ち咲き誇る
写真はナワシログミと思われる
グミとしか書かれていなかったが
花の咲く時期
葉の模様や落葉の気配の無さから品種を絞った
蕾に気付いたのは
立冬も次項の地始凍
部屋が温かいのか
気候が暖かいのか
どちらもか
実のなる樹木大好きで
鉢植えだし
まぁお迎えしたばかりだし
花咲き実りはのんびり待とう
なんて思っていた
枝葉を広げ既に鉢とのバランスが苦しそうな植物もちらほら
大きく育てたい鉢植えと
購入した時のバランスを楽しみたい鉢植えと
日々観察しながら
己に剪定と根の手入れは出来るのか!?
自問自答である
せっかく伸びた枝葉を切ることなど考えられぬ
それではどんどん大きく育てると言われるか
地植えは無理なのだぞ
置き場所だって限界がある
………ぐぬぬ
話しが逸れた
肝心のグミの実は一度だけ食べたことがあり
えぐみと酸味と甘味がとても美味しかった
せっかくの開花である
来春の実りを叶えたい
開花の芳香は素晴らしかった
ジャスミンに一番近い
(※猫や犬と一緒に暮らしている方は
強い香りにお気を付けくださいませ。
犬や猫は腎臓で香りを解毒出来ません。
香りの成分が毒として蓄積されてしまいます。
アロマやお香、柔軟剤など強い香りは避けるのが一番です。
どうしてもの時は部屋を分けたり風上と風下を作るなど
動物が香りから逃げられる環境を作りましょう※)
実りに受粉は欠かせない
調べども調べども
自家受粉なのか虫媒花なのかはっきりしない
図書館へ行きたいがおうちを出たくない
むむむ
考えに考え
五分咲きの頃に細い綿棒で虫眼鏡片手に
虫になった気持ちで花から花へ綿棒でそそそっと触れた
細い綿棒の先は黄色く染まった
残りの開花は綿棒で触れずそのままにした
と言うよりも
どの花まで受粉させたかどの花が新しく咲いたか
分からない
せっかくなので受粉を手伝った花とそのままの花と実験である
これで来春の実り具合から
自家受粉か虫媒花か判明することを祈る
願わくば全て実り自家受粉であると吾幸い
あのグミをもう一度食べられる
かも知れない
寒さを体感させるために
夜は置き場所を一番寒い部屋に移動させようと思う
この寒暖差こそ実りの後押しでもあるのだが
肝心のナワシログミは寒さに弱いとある
こういう時
購入した場所に質問するのが一番早いが
特徴など自分で生態を知りたい
国会図書館のアカウントを作って
牧野富太郎先生の貴重な情報にアクセスしてみよう
そして完全な純粋種とでも言えばいいのだろうか
自然環境で交雑せずに栽培することは難しいそうだ
何で読んだか忘れてしまったが
一世代で終わるとされているF1種も
作り続けていると原種に戻っていくらしい
逆もまた然り
原種の種や苗だったとしても
近隣に様々な植物が生息する以上
交雑は免れない
植物の強さと自然の力を感じてとても楽しい
メンデルの法則を習った時の感動蘇る
あぁ植物の研究って楽しそう
また話しが逸れた
系統樹でいうとバラ目のグミ科
グミは分布が広く日本原産のものもある
名前のグミは大和言葉でお菓子のグミ(ドイツ語)と関係無いそうだが
食感は少し似ていた気がする
こういう世界の偶然も面白い
この系統樹も面白いし組織図を見るのも好き
更地の状態からコツコツ分派していく
系統樹と組織図はよく似ていると勝手に思っている
系統樹はあったものを分類化していく
組織図は必要とされるものを配置していく
順序は逆だがどちらも必要という点で似ていると思う
どんどん話しが逸れていく
私の頭の中は連想ゲームをずっとしている状態
一点に絞らず書いたらとっ散らかった
さて来春の実りは半分か全てか
農家さんは凄い
(また話しが逸れる気配…一次産業の凄さは筆舌に尽くし難い)