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豆/「いつものブレンド」

飽きのこない味、いつものコーヒー。気楽な日常の定番でありながら、物足りないということはなく、これが最高だと思っています(そのため、定番の豆はこれ一本です)。降っても晴れても、暑い日も寒い日も、変わらず「いつもの」を焼いておきます。

(下から)浅やき/中深やき/深やき

*同じ配合で、焼き方・焼き加減の異なるものを3種用意しています。それぞれに味わいがあるので、お好みでお選びください。

①浅やき・・・ふうわり、かろやか

いつものブレンド(浅やき)

当店の中ではもっとも軽い焼き加減なので、「浅やき」と呼ぶことにしていますが、一般的には「中煎り」くらいかもしれません。「浅やき」といえども、酸味はほとんどありません。ふわっと香りよく、かろやかな味わい。早朝、ほがらかに聞こえてくる野鳥の声のような、明るい1日の始まりといった印象があります。パンにもよく合うので、わが家の朝の定番です。


②中深やき・・・おだやか、ふくよか

いつものブレンド(中深やき)

「まんなか」をどこに置くかは、お店の味をつくっていく上でとても大切なことだと思うのですが、これが私たちの「まんなか」です。どのような日でも、ひとまずここに帰って来る「家」みたいな味です。「浅やき」のおだやかな味わいをベースに、ほどよいコクと後味のふくらみが乗ってきます。何にでも合いますが、ほろっとほぐれる甘さがあるので、和菓子、特に「あん」との相性がとてもよいです。


③深やき・・・じんわり、しみじみ

いつものブレンド(深やき)

「深やき」を好きになった人は「深やき一筋、これじゃなきゃ」になる傾向が強く、ファンの多い味わいです。深くまで焼いていますが、焦げたような嫌味や重みはなく、鼻から抜けていく甘味がたまりません。じんわりとしみる感覚があるためか、特に秋・冬の寒い時期に人気です。素朴で優しく包み込むような味わいは、たとえば、おいしいシュークリームやエクレアなどに合うと思います。

豆袋の野鳥印は毎月変わります


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