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ヒントはお店のディスプレイ!毎朝着たい洋服がすぐ選べる、クローゼット収納のコツ

クローゼットオーガナイザーで元アパレル店長の柴田敦子です。

毎朝の洋服選びに時間がかかり、ストレスになっていませんか? クローゼットは洋服を収納するだけでなく、洋服選びをする場所です。お店をヒントに洋服を並べると、見た目はスッキリ!コーディネートがしやすいクローゼットになりました。

■多すぎると選べない?! オフシーズンの洋服は隠して収納

洋服の販売員として働いていた頃、「在庫は足りないぐらいのほうが売上がいい」、そんなことがよくありました。たくさん在庫があればよく売れるかと思いきや、そうでもなく……。どうやら選択肢は多すぎないほうが、商品に目がいきやすく、選びやすいのです。

自宅のクローゼットもお店と同じ。選びやすい量で、アイテムが見渡せれば毎日のコーディネートがしやすくなります。そこで、季節外の洋服は隠し、今着る洋服だけが目に入るようにしています。


オンシーズンの洋服以外は、衣類収納カバーをかけて目に入らないようにしています。季節外のコートや、普段は使わないセレモニースーツなど、4〜5枚まとめて収納できる「収納の巣」のパーソナルクロークを便利に使っています。


情報が減ると洋服が選ぶやすい!

枕棚には「無印良品」のポリエステル綿麻混・ソフトボックス・衣装ケース・大 (約幅59×奥行39×高さ23cm)を置いて、季節外のセーターや小物などを収納しています。

季節の変わり目は、洋服の入れ替えのためボックスの上げ下げが大変。その点、「無印良品」のソフトボックスは、軽い上に取っ手がついており、女性でもボックスの上げ下げが楽にできておすすめです。
季節によって使用頻度が高い服を見える範囲に集めると、毎朝素早く洋服が選べます。

■アイテム別、色別で洋服の指定席を作る

お店では、アウター→トップス→ボトムスの順に、着るときのイメージが湧きやすいよう並べていることが多いのですが、クローゼットでも応用できます。
私の場合は、左にアウターやワンピースなど丈の長いものをかけて、次にトップス→ボトムスの順、右にいくに従って短くなるよう、アイテム別で固めて並べています。販売員時代に毎日ディスプレイをし続けた結果、丈を右上がりにすると心地よく、自然にコーディネートのイメージが湧きやすくなるのは私だけでしょうか? よかったら試してみてくださいね。


トップス、ボトムスなど種類別に分けたあと、色をグラデーションで並べるとさらにスッキリします。
白→アイボリー→ライトグレー→チャコールグレー→黒、と淡色から濃い色の順に。カラフルな洋服が多い場合は、赤やオレンジのような暖色→ブルー系の寒色へと絵の具の並び順を参考に並べてみるのがオススメです。


グラデーションで並び替えることで、それぞれのアイテムの「指定席」ができます。どこにあるのかすぐにわかれば、その日の気分で着たい色が選びやすく、探すことが無くなります。

■コーデはボトムスから考えるから、出し入れしやすい真ん中に

パンツは「ニトリ」の滑りにくいスラックスハンガーにかけ、クローゼットでいちばん出し入れがしやすいゴールデンゾーンを定位置にしています。最近までスカートを真ん中に収納していたのですが、履く頻度が低いことに気づき、場所を入れ替えました。


ほんの数cmの違いですが、最初に選ぶボトムスをゴールデンゾーンに持ってくることで、コーディネートが決まるスピードが早くなりました。
洋服はトップスから選ぶ、という方が多いのですが、私はボトムスから選んでいます。理由は、その日の天候やシーンを考えて、まずボトムスと同時に靴を決めるからです。ボトムスと靴が先に決まると、あとはそれに合うトップスを選ぶだけ、と考える工程が少なく済みます。

今日はどうしても着たいトップスがある!そんな時もありますが、ボトムスよりトップスの数のほうがたくさん持っていたりしませんか? 選択肢の少ないボトムスから選ぶと、コーディネートが決まりやすいと感じています。ここでも、「選択肢は多すぎないほうが選びやすい」がポイントです。

「今着るものだけを見やすく、出し入れしやすい場所に収納する」。これだけで毎朝のコーディネートがラクに決まります。
お気に入りのお店をイメージして、洋服を並べてみてくださいね。



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