雨の日の発見
今日は少しだけ雨が降っていた。
雨が降る日は自分をご機嫌にするために新しい発見をすることにしている。
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雨と音楽
雨降りの日は雨音を聴きながら頭の中でダンスを踊る。
美女と野獣に出てくる薄暗いお屋敷でヒールの音を響かせながら一晩中踊ることもあるし、
初めての入ったバーでジャズの生演奏を聴きながら肩を揺らすこともある。
今日はトランペットの愉快な音が響く広い草原でたくさんの人と一緒に踊った。
大きなテントの下にはスコーンやイチゴのカップケーキ、アールグレーの紅茶があって、
踊るのに疲れたらびしょ濡れのワンピースのままそこで少し休憩する。
雨音を聴きながらダンスをしているとあることに気がついた。
雨と音楽はとても相性が良いということだ。
特にギターやトランペット、ピアノなどの楽器の音色を雨音に重ねると鬼に金棒だ。
最近は雨音を聞くことができるアプリがあって、晴れの日に雨音を聞く人がいる。
でも実際に雨が降ったら嫌になってしまって何もする気がおきなくなってしまう。
雨が降ったら一度だけでいいから頭の中でダンスをしてみてほしい。
雨の生演奏は格別だから、、!
ほら、少しだけ雨が楽しみになってきたでしょ、、??
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雨と横断歩道
赤信号を待っていると、横に小学校1年生くらいの小さな子供がきた。
背に見合わない大きなリュックを背負って
背に見合わない大きな傘をさしている。
近くにいても子供の姿は見えなくて、リュックと傘が歩いているみたいだった。
私が小学生の頃、リュックはまだまだ普及していなくて、
小学生はみんなランドセルを背負っていた。
幼稚園生の時はディズニーキャラクターがついたローズピンクのランドセルが憧れだったけど、
実際に背負ってみると重くて重くて驚いた記憶がある。
夏休み前、ランドセルに鍵盤ハーモニカを押しこんで、
朝顔の植木鉢を抱えて家に帰った時は大変だったなあと記憶が蘇る。
小さい時は雨の日が好きだった。
いや、雨というより水たまりが大好きだった。
水たまりが予想以上に深かったら溺れてしまうかもしれない、、、!
海に繋がっていてサメに食べられたら、、、!?
魔法の世界に迷い込んだときなんの呪文を唱えたらこの世界に戻って来れるんだっけ!?
と考えながら水たまりに飛び込んだこともあった。
びしょびしょになったら着替えたらいい、
指先が冷えたら暖めたら良い、
癖っ毛がアピールし始めたら可愛いねって褒めてあげたら良い。
信号が青になった時、
雨に打たれながらも小さな手をまっすぐ上げて横断歩道を小走りで渡る君、
雨を楽しむ小さな私を思い出させてくれてありがとう。
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本当は今日一日でもっとたくさんの発見をした。
レインコートを着て散歩する大きな白い犬に出会ったし、
傘をささずにジャンパーの帽子をかぶって、てるてる坊主みたいに歩いてみたりもした。
雨の中を歩いたあとに飲む暖かいチャイティーはとても美味しかった。
いっぱい書きたいことはあるけど疲れたからもうやーめた!
おしまい
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