マガジンのカバー画像

#余白 #ひと休み

31
深呼吸。
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

マラソンのような人生があるなら、散歩のような人生もあって良い

人生はマラソンのようで、マラソンでない。 みんな同じゴールに向かって走るわけではないし、優劣もつかない。 人の数だけゴールがあり、ゴールの数だけ道もあって、ペース配分は人それぞれだ。 「そもそも走らないといけないのだろうか」 スタートの合図とともに走り出さないといけないのだろうか。 走るペースが人それぞれなら、そもそも「走らない」というペース配分の仕方もあるはずだ。 「人生はマラソンではなく、散歩だ」 マラソンのように走っていたい人もいれば、のんびり散歩していた

「今」の優先順位が低くなると、人生はどんどんつまらなくなる

過去を嘆いたり、未来を憂いてばかりだから人生がつまらなくなるのではなく、それらの結果「今」の優先順位が低くなることで、人生はつまらないものになってしまうのかもしれない。 「あの時ああしていれば」 「明日の仕事嫌だな」 そう思い悩みながらSNSを眺めているうちに、いたずらに時間は過ぎ去って、適当に食事を済ませ、適当にシャワーを済ませ、またSNSを眺めながら歯を磨いて寝る。 自分の好きなものを食べたり、たまには少し凝ったものを作ってみたり、たまには湯船に浸かってゆっくりして

「あなたに出会えたから」と言える、キミがすごいだけ

そう言われて、全く悪い気はしない。むしろ、すごく嬉しい。 ただ、そう解釈したのは紛れもなくあなた自身で、過去の出会いや経験、それらをプラスに変えて行動できているのも、紛れもなくあなた自身。 あの時、たまたま自分と出会って、たまたま自分が話を聞ける状況にあって、たまたま思い浮かんだ言葉を伝えただけで、あなたがうまく受け止めてくれたから。 * 人のことをどこかあまり信用していなくて、自分に対してもあまり自信を持てていなくて。どこかで使い古された言葉じゃ、決して心は動かなく

金曜日、今日もみんな平気な顔して生きている

大人になって「自分」が分からなくなるのは、ありのままとか素をなかなか見せられなくなるからかもしれない。 誰かの顔色を伺ったり、自分の立場を気にしたり、数少ない心を開ける友人と気づけば疎遠になっていたり。 だから、こうして平気な顔をして生きている。何事もなく、いや、何事もなかったかのように一日を過ごし、あっという間に一ヶ月、一年と経過している。 時には、「平気じゃないんだよね」ということさえ、平気な顔して言ってみたりする。 そうしているうちに、段々と分からなくなっていく