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魂の意識と身体の意識(ラージャヨガ)

こんばんは。
ずっと気になっていた仕事のミーティングが終わり、ほっと一息ついているところです。

皆さんは、人前で話すのはお好きですか?緊張したりはしませんか?

私は数年前まであがり症で、人前で自己紹介すらまともにできず、本当に困っていましたが、今は逆にほとんど緊張しなくなりました。

なぜか。。。

ラージャヨガでは、緊張(tention)も悪い習慣の一つだと言われています。
緊張するという状況の裏には、自分の欲求(エゴ)よが隠れているからです。

初めて会った人によく思われたい。
プレゼンで恥を描かずに成功したい。
大切な商談を成功させてお金を稼ぎたい。

心の中にこのような欲求が生まれると、逆にうまくいかなかった場合の事も浮かんできて、心配になってしまいます。
心配は不安を生み出し、そして心と身体がカチカチに緊張してしまいます。

緊張している状態だと、決められた事はこなせても、突発的な事項には対応できず、結果が出せない事になってしまうかもしれません。

このように、自己の意識が自分(身体)と同一になっている状態を身体の意識と言います。

では、緊張せずにパフォーマンスを出すには、意識をどういう状態にすれば良いかというと、緊張のない「集中」の状態にする事が大切です。ラージャヨガ瞑想ではこの状態をいつでも望む時に作り出せるよう訓練していきます。

まず、自分という存在を身体とは別の「魂」という存在だと意識してみます。

魂は自分の額の真ん中の奥の方に、光の点として存在すると考えてみます。今見ているものは、魂が目という窓を通して世の中を見ている。私という魂は私の身体を借りて住んでいるヤドカリみたいな存在です。

そして魂には実態がありません。
食事を取るのも、家に住むのも、物質的な事は単に身体を維持するための活動に過ぎない事になります。

また、魂は実態がないので死にません。
死ぬとは身体が機能停止に陥る事。魂はヤドカリですから、機能停止の身体から抜け出して次の身体に入ります。輪廻転生とはこういう考え方です。

そんなふうに考えていくと、お金や地位や名誉のために緊張する必要はなくなります。
相手に自分を好きになってもらいたい、という感情は生じるかもしれませんが、そのために身なりを気にしたり、お化粧する必要はなくなりますね。

物質的な事に対する欲求を全て手放せば、特に緊張する必要がないのです。

緊張がなければ、心身ともにとても軽やかです。心が軽やかな時は、恨みや悲しみはなく、いつも満足していて幸せな気持ちでいられます。 

私もラージャヨガを学びはじめてから、だんだん物質的な欲求がなくなってきました。

朝早く起きて瞑想に座ると、今元気で生きている事や、家族がいることや、一緒に働く仲間がいることに対する感謝の気持ちが自然溢れ出てくるようになりました。

魂の意識になるという事は、自分自身を解放することでもあるのだ

そして人が本来持っている性質は平和で崇高なものなのだ

と理解できた事も瞑想を学んだ大きな成果だと思っています。


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