アナログゲーム「ドメモ」プレイ記録

私の正面でプレイした米光さんの視点はこちら。

私の左でプレイした水野さんの視点はこちら。

私の右でプレイした鈴木さんの視点はこちら

目の前にタイルが5枚ならんでいる。裏に書かれた数字は自分だけ見えない。
他のプレイヤーの数字は見える。
自分の数字を当てていく。

「ドメモ」は、アホにもフレンドリーなよいゲームだった。
数字は「1」が1枚、「2」が2枚で、「7」が最多で7枚とわかりやすい。
私のようにワーキングメモリが少なめ、人がどの手札を出したか覚えるやつまじ無理め! な人でも、場を見ながら推理ができる。

パッケージに「駆け引き」と書かれているのが気になって、「どこに駆け引き要素があるのですか?」と聞いたら、鈴木さんが説明してくれた。
「あえてブラフをかますこともできるのです。難易度が一気にあがります」

それをふまえてのゲーム。水野さん、米光さん、鈴木さんとプレイ。
スタート時、
水野さん65533。
米光さん57614。
鈴木さん46762。

米光さんにまた「1」が来てる。いちばん確率が低くて推理しづらい数字だ。運が悪いな。

場にあかされたカードは、4677。伏せられて数字がわからないカードが4枚。
順番に、自分にあるだろうと思われる数字を宣言していく。

4周目で、推理の材料がつきた。わからない。勘で行こうか。うーんと悩んでいるときに、いま、この本当に悩んでいる表情の流れで、嘘ついちゃったら、ばれないのでは?」と思いついた。
「1」を宣言することで、「1」の人に、自分が「1」である可能性を除外させることができる。

早い段階から「1」を宣言して周囲にヒントを与える愚かな行為、与儀さんならやりそー。
って米光さんに思われてそー。
日頃のアホを生かす、1回きりの大チャンス。

「……い、ち……?」。発したとたん、口元が緩みそうになる。私、嘘つくのうまくない。
隣にいる水野さんが、その数字があるかどうかを教えてくれる。水野さんの演技力も求められることになる。笑いをこらえて、息をつめて待っていると、「……ありません」。水野さんは神妙な顔つきで答えてくれた。

その後の米光さん「あれー、おかしいなあ」「なんでー?」「んあー」「これかなあー」。ぼやきを聞くたびおかしくて、目が泳いでしまう。よくばれなかったなあー。

終盤、「あれ、誰も2を言わないってことは、私が2なのかな?」と推理して、宣言してみたら、当たっていた。これも、誰かがブラフで「2」と言っていたら、崩れていたわけで。嘘ひとつで混乱が生まれてこわい。さらにふたつみっつあったら? と考え出すと、深みにはまっていくのだった。

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