【304/1000】機能価値とか情緒価値とかいうけども…

 機能価値では勝てないけど情緒価値で…とかいうような話がよく出るんですが、個人的に思うのは、機能価値と情緒価値って、横に並べてプラスにする関係性ではないような気がしています。

 というのも、機能価値が高いということって情緒価値にも影響すると思うからです。それは例えばサービス業従事者からすると、機能価値の高い店舗のほうが情緒的にもプラスに働く気がするからです。自社でもいくつかのブランドを持っていますが、高機能な施設、サービスを提供しているブランドに勤務している従業員って、主観的な評価ですが、やっぱりモチベーションが違ったり、マインドに差があったりするんです。

 これって、一概に言えることではないのですが、感覚的には機能が高まるにつれて一時的にでも情緒価値も高まると思うんですよね。やっぱこれいいなぁ…って。その機能面というのは、他社製品にない独自の機能である必要はないと思ってて、どんな想いでこの機能を付けているんだとか、こんな人にこうなってもらいたいからこの機能を外しているんだとか。従業員やユーザーにとって笑顔になってほしいという想いが伝わることで初めて情緒価値になると思うんですよね。

 ユーザーがなにかサービスや製品の購入を検討する際、ある程度の機能性は絶対外せないし、まず入口は機能価値なんだと思います。成分表を見るとか、スペックを確認するとか。そういう行為をすることは、購入者にしてみれば、間違った買い物をしたくないという想いがある以上、絶対に必要なプロセスなんだと思います。

 でも、それだけでは、購入頻度の高い商材であればあるほどリピートしないのでしょう。だからと言って、よし、情緒価値を足そう!ということではないと思うんですよね。そもそも情緒価値ってそんな簡単に足せるものではないですよね。星の王子さまのキツネじゃないですが、じっくり時間をかけて積み重ねていかないと価値にはならないんだと思うんです。

 なので、情緒価値を一言でいえてしまうんですが、ドロドロしく生々しい、手離れが悪いということだけではなく、ちょっとあこがれるくらいの機能価値があったうえで、それを情緒価値をで覆うことで、簡単に真似のできな価値になるんだろうと思っています。

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