免疫獲得への道

2022年のGWに、流行りの感染症にかかりました。
私の経験が、どなたかの参考になるかもと思い、記録に残しておきす。

序章:

まん延防止等重点措置が解除されてからの金沢は、
卒業旅行や修学旅行シーズンも重なり、サービス業はどこも人手不足。
GWが終わるまでの1か月間は休日も取れない状況で、無事に乗り切れるか、不安を抱えての日々を過ごしていました。

そんななか、体の疲れが取れなくなりました。
しっかり7-8時間寝ても、翌朝、全身の関節痛、筋肉痛で、以前患った自己免疫疾患のように体がままならない。
免疫力が落ちてる?
そう気づいてから連日、帰宅後、軽めの食事を済ませたら、アビヤンガ(アーユルヴェーダのオイルマッサージ)して、お風呂でリラックスして、ゆるいヨガやEMSトレーニング、マッサージガンなどでほぐすと、そのときはちょっとゆるむけれども、翌朝、また硬直している感じ。

明らかにおかしい。
いつもと違う、これまでと違うってことは、もしかしたら流行り病?
毎日、大勢の人、大勢の観光客と接しているので、感染は免れないなぁと思っていたその日、急に激しいアレルギー症状が始まりました。
この時期、あまりアレルギー反応はなく、また非常に激しいので、さらにおかしいと思っていた翌朝、発熱しました。

ああ、来たな、感染症。
そう思い、感染経験のある友人や、看護師の妹に相談し、私に合った病院を紹介してもらって受診したところ、やはり陽性でした。

ちなみに、体質的な問題から、ワクチンは接種していません。
以下、感染療養日記です。


1日目:

最高体温 38.5度。
解熱鎮痛剤を服用すると、若干、頭痛、関節痛、筋肉痛が和らぐが、だるさ、しんどさは軽快しない。
食事するのも、考えることも辛く、最低限のことだけ済ませて横になるものの、鎮痛剤の作用が短いのか、しんどさ、痛み、発熱の暑さで寝がえりを繰り返し、熟睡できず、辛い一日。
けれども、自前の自己免疫疾患の発熱(40度越え)や全身のむくみ、痛みや、インフルエンザ感染やワクチン接種(毎回40度越え)に比べたら、あら、こんなもんなのかなぁって感じ。
多くの人は1週間前後で軽快するそうで、10年以上、自己免疫疾患に苦しんだ時よりは、ゴールが見えているから、とても気が楽。

2日目:

最高体温:37.8度。
鎮痛剤に体がなじんできたのか、服用すると体が楽。
起き上がって、ほとんどのことはできそうな感じ。
だけれども、休養すると決めてるので、あまりしないように努めてる。
保健所からの指導で、感染翌日から10日間は自宅療養、自宅待機決定。
今の心配事は、家の二匹の猫に感染しないかどうか。

3日目:

最高体温:37.2度。
お腹が空くけれども、体がだるくて作る気力が出ない。
食後は体温が上がって、だるくて動けない。
回復途中って感じの一日。

4日目以降:

最高体温:36.5度。
平熱に戻り、咳、鼻水、だるさは残るものの、休みながらも家事ができるように。
少しずつ、療養生活後の生活を視野に入れて動きたいんだけれども、ちょっと動くとくたびれて、気が付いたら寝てる、、、という繰り返し。
うーん、ちょっと不安。

7日目:

保健所から連絡があり、今の症状と今後の復帰生活を見据えて、いろいろと相談に乗っていただく。
熱も下がったし、解熱鎮痛剤を飲んでいる間は職場に復帰できないとのことで、一度、辞めてみることに。
代わりに、感染外来に電話診療で相談して、咳止めを出してもらって、少しでも症状が緩和するといいね、とのこと。

電話診療、できるんだ!
しかも、薬は近くの薬局さんが自宅まで持ってきてくれる!
とっても便利になったんだねと思うと同時に、これまでに尽力された多くの方の苦労や工夫のおかげなんだなぁって、ありがたくそのサービスの恩恵に預かりました。
この感染症の影響で、さまざまな方面で物事がうまく進んでいくといいなぁと思います。

8日目以降:

とにかくだるい。
何もする気も起こらず、寝て、身体が痛くなり、トイレに行って、、、ぐらいしかできない日々。
こんな状態で仕事に復帰できるんだろうか?と不安な日々を過ごす。
感染経験者の知人・友人曰く、オミクロン株は軽症だとしても、熱が下がったあとがとにかくだるさが残るとのこと。
焦らず行くしかないかなぁ。

2週間以降、現在:

職場復帰するものの、何をしてもだるさが残り、すぐに熱っぽく、疲れる。
早く寝ても、なかなか改善されずに、今に至っています。
ま、感染から1か月以上経過した今は、徐々に改善してきていますが、
すっきり前の体に戻った感覚は、まだないです。
とにかく予定を詰め込めず、隙間だらけの予定にしておいて、
いつ、何時に休んでもいいようなスケジュールにして、
あまりいろいろなことに手を出さないようにしています。


これでcovid-19の免疫が付いたのかどうかはさておき、
一つの感染症にかかり、身体の機能が回復しようと修復しているのを
実体験しました。
治療薬を服用することもなく、ゆっくりと自分の体に合わせて療養できたことは、とてもありがたかったです。
今後、治療薬が出回ると、服用させられることになるでしょうから、今回の経験は貴重でした。


この時期に感染してメリットだと思えたこと:

・堂々と10日間、休養できる
・受診費用、治療費ともに無料(→あとで請求されました)
・傷病手当金、医療保険受給対象
・システムが整っている
 保健所、病院なども慣れてきて、「コロナで・・・」と言っただけで
 物事がスムーズに進んでいく、ちょっと不思議な感じ。
・オンライン化
 自宅療養調査票への記入や、自宅療養証明書

ちょっと前に感染していたら、あらゆるシステムが機能していなくて、混乱の中で療養しなければならなかったのでしょうが、ちょうど混乱も収まったあとだったのもあって、安心して療養できました。
また今後、季節性インフルエンザと同じ「5種」扱いになると、自己判断、自己責任に委ねられる部分が多くなり、そうもいかなくなるのでしょうね。
特に経済面。
風邪やインフルエンザ相当に認定されると、傷病手当金も医療保険も受給できなくなるでしょう。

療養中にしていたこと:

・できるだけ規則正しい生活を意識する
 起床時間、就寝時間は大幅にずらさないように、早寝早起きは崩さない。
 疲れた、だるいと思ったら、遠慮なく休み、早々に寝る。
・食事
 お腹が空いたときに食べるようにしました。
 食べたくなければ、食べない。
 食べたくても用意ができないときには、遠慮なくウーバーイーツを
 頼りました。
・編み物
 セーター一枚、靴下一足分、完成しました
・読書
 読みたかった「食べ歩くインド」や、ビジネス書などのほか、
 溜まった「日経ヘルスケア」や「日経ウーマン」もたくさん読みました。
・テレビや録りためた番組を見る
 朝ドラ「ちむどんどん」と大相撲夏場所を毎日、見ていました。
 NHK Eテレ「こころの時代~宗教・人生~」をよく見てました。
 沖縄、アイヌ、奄美に関する番組や映画も、ここぞとばかりにたくさん見ました。

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