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”心を通わす”にはやっぱり”密”が必要なんだな

こんにちは!
Yoga peace~心を潤すヨガ~ヨガインストラクターの宮谷千夏です。

今年の夏の甲子園で”青春は密”というワードで有名になった優勝校の監督インタビューがありましたよね。私もそのスピーチを聞きながら涙した一人です。あの時のスピーチを聞いて、ここ3年の色々な思いがぶわっと溢れだしたような、そんな感覚になりました。

最近、5歳の娘の様子をみていたら、”青春は密”を思い出すエピソードがあったので書き留めておきます。

最近、娘のお友達がお引越しで幼稚園をサヨナラすることになりました。
2年間同じクラスで仲良くしていたお友達。
そのことを1週間ほど前に幼稚園の先生に聞いた娘は幼稚園では我慢していましたがその晩、家で泣きました。「嫌だよ」「さみしいよ」と言いながら。
抱っこしながら、そうだよね。さみしいよね。年少さんから同じクラスだったもんね。など声をかけて落ち着いてから、今までたくさん遊んで楽しかったこと、ありがとうって気持ち、お手紙に書いて渡してみたら?と娘に言いました。
そしたら強めに「嫌だ!!」という娘。
「そっか。」
この寂しさを受け入れたくないのかな・・なんて思い、
それからその話題は出すことなくお友達の登園最終日の前日になりました。
突然、やっぱりお手紙かく!と自分から言い出し、覚えたてのひらがなを50音表で確認しながら頑張ってかきました。
次の日、ちゃんと渡せたよ!とスッキリとした表情の娘。娘の表情がなんだか少しお姉さんになったような気がしました。

実は娘が友達とのことでこんな風に泣いたり怒ったりすることが初めてでした。そんなに友達との時間が楽しくて、心地よかったんだなと。
それを記憶として娘の心のなかにたくさん溜めていたんだなって思い、成長を感じました。
そして、このコロナ渦でもしっかりと心を通わす体験をしていることに少しうれしくもなりました。
よく考えてみたら、小さいこどもにとっては大人や世の中の事情なんて関係なくて。
この3年、ずーっと”密”なんです。
(高校生などの大きい子どもたちは大人の事情が理解できるからこそ、守ろうとしてくれるからこそ、本当につらいと思います・・)

小さい子どもたちは手をつないで、おしゃべりして、ぎゅーってして、おやつどうぞってして、常に密。
そんな娘のような小さなこどもたちの様子をみていると、
そういうところに”心がとびきり喜ぶこと”や、”心がきゅーって苦しくなること”が詰まってるよなぁって思います。
心を通わすにはどうしても密が必要なんだなぁと。

気軽に友達を食事に誘えなくなり、予定していても中止になったり。
こんな毎日を何年も過ごしている私たち。消化しきれない心の疲労が蓄積していっているような気がします。
人が生きていく上で心が元気なことはとても重要なのに、なんとなく元気がないなって方きっと多いんじゃないかな。私もです・・
直接人と会ったりおしゃべりしたりして幸せホルモンをたくさん放出したーい!って心が叫んでます。

早く日本にも”密”が戻ってきますように。




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