インターネットでいろんな人と関わったよねっていうきわめて個人的な話

僕はインターネットを20年以上やっている。
そんなかでいろいろな人と関わってきたよなあとかってふいに思って、雑に振り返ってみようかなと急に思い立ったので振り返ります。

最初は個人サイトの掲示板とかだった気がする。
当時の僕にはHNという概念もネットリテラシーもなかったので本名で書きまくってた。恥ずかし。

そして小学校の友達に誘われてやってたメイプルストーリー。
学校の友達とももちろんやってたがいつしかゲームの中でも友達ができてて。
でもある日その中のひとりが急にログインしなくなって。心配したなあ。
そしてそこで、ああそういえば相手の住所とか電話番号とか知らないし もうあの人とは一生繋がることはないんだ って悟って寂しくなった。同時にネットの繋がりってなんなんだろとか思ってた気がする。
そしていつしか僕自身もぱったりやめちゃったんだけど。

自分でホームページやブログを作って運営もしてた。
鉄ヲタのガキだったので撮った電車の写真とか出かけたらそのこと書いたりとかしてた。
アクセスカウンター置いて毎日解析を眺めては何人来たとかで喜んでた。
ブログに毎回感想書いてくれる人とかいたなあ。嬉しかった。

いつしか流れこんで長いこととどまってたのは2ちゃんねるだったか。
匿名だから名前も何もない。ほんとに一期一会。
ありがちな感想だけど全員同じ名無しだからひとりで全部書き込んでんのかと真剣に思ってた。
怖い場所だと思ってたし実際ほんと怖いところだった。喧嘩とかしょっちゅうしてるし平気でブラクラとかグロ画像貼ってあるから知らずに踏んで夜寝れなかったりとかね。調子乗って糞スレ立てて袋叩きに遭ったのは良い思い出。ネットの恐ろしさとかネットリテラシーみたいなのはここで身をもって知った。良い勉強になった。ほんとに。

話が逸れた。でもなんか匿名というのはそれはそれでさっぱりとしていて気持ち良かった。気が楽だった。
匿名だからめちゃくちゃやったり人に迷惑かけたりする連中も多かったけど、その中でも悪い人たちばかりではなかった。いろいろ話をしたり相談したりとか。どこか暖かさみたいなのを感じられた。今思うと総じて面白い(≠楽しい)ところだった。

そしてTwitter。アカウントは2009年頃につくってたけど本格的に使い出したのはやはり東日本大震災から。
ユーザーも多いしさまざまなことが瞬時に入ってくるから使い出してからはずっとTLみてた。これは今と変わらんけど。どうせ「つぶやき」だから肩肘張らなくても良いってのが性に合ったのもでかい。
ほんと気軽にふぁぼったりふぁぼられたりとか。リプはなんとなく緊張しちゃうから自分からはあんま飛ばしてないけど。でも来るとめちゃ嬉しいし。
そんなんだから10年以上経ったいまもずっと続いてるし辞める気配もない。
フォロワーさんとの付き合いもほんと長くなった。高校生だったフォロワーが就職して結婚して子どもに恵まれたりしてるのを見届けたりしてる。
匿名じゃないってのもあるけどまさかネットの中でこんな長いスパンで人と付き合うことができるとは思わなかった。
もしこれを見てるフォロワーさんがいたら感謝したい。いつも見てくれてありがとう。これからもできるだけ見ていてほしいしあなたのことも見てます。

こうして雑に振り返ったけど、ほんといろんなところでいろんな人と関わってきたんだなあと。
僕はこういうの覚えているつもりだけどそれでもたぶん抜け落ちはかなりあると思う。長く続けてるとそれだけ多くの関わりがある。

ここまでだらだら書いて結局何を思ってるかというと、ネットの繋がりって結局は脆い。毎日が積み重なって結果何年も仲良く付き合ってたけど、たとえばTwitterならアカウントを消せばもう二度とその人と繋がることはない。名前も住所も電話番号も知らないし。せっかくなんかの縁で知り合ったからできるだけ長く付き合いたいという気持ちはあるが永遠なんてもんはない。めちゃくちゃさっぱりしてる。そしていつしかお互い忘れていくのだろう。
たまにそれを思い出しては怖くなることがある。

でも、それがネットの良いところであるような気もしている。

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