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いのちを見いだす

突然ですが、私はアーユルヴェーダがとても好きです。その考え方も捉え方も、生活に根付いた智慧も実践方法も、こうでなければいけないというものがない。「みんな違ってそれでいい」。すべての答えは「あなたの中にある」という教えも好きです。

近年アーユルヴェーダという言葉をよく耳にするようになってきました。アーユルヴェーダ=エステというイメージから、徐々に予防医学や体質改善というイメージが拡がってきたように思います。今日はアーユルヴェーダとは何か?を綴ってみようと思います。

AYURVEDAとは?

・AYUR=アーユル(生命/生活)
・VEDA=ヴェーダ(科学/知識)

を意味するので、「生命の科学」と訳されます。

初めて基礎講座を受講した際に、師から教わった言葉は「生命(寿命)の科学」、「生活の知識」であると教わりました。

医学のみならず、哲学や考え方、生き方も含め、個々の命の力を尊重し、活性化させる生活の智慧だと。

難しいと捉えられがちですが、生きるために必要な ①食事 ②睡眠 ③呼吸 のバランスをアーユルヴェーダの智慧でみていく、非常にシンプルで、みんなの生活に根付いた知識です。

何を食べているか、休息は十分にとれているか、健康状態をつくるライフスタイルを送れているのかをみます。

AYURVEDAの目的は?

アーユルヴェーダは伝統医学の1つなので、目的は「病気を治す医学」と捉えられがちですが、古典書にはアーユルヴェーダの定義が明記されています。

Ayur      vindati     iti     ayurveda
(生命を) (見いだす、得る)(これが)(アーユルヴェーダ)

この世に与えられた生命に、人生の意味・役割を見出し、全うするためにあるということを指します。
与えられた寿命を最大限に活かして「幸福になること」がアーユルヴェーダの目的です。

肉体を健康にするだけではなく、精神的、社会的にも様々な経験を重ね、心を成長させ、幸福に生きるために、幸福に気づくための知恵が詰まっています。

心と身体、魂を輝かせ、本来のいのちの輝きを見いだす知識。
とても素晴らしい響きだなぁ〜といつも感心しています。

自分を知ることから始まる

心から元気に生きることを続けるためには、自分を見つめ直すことが大切です。迷っても良いし、立ち止まっても良い。自分の心の声、体の声に耳を済ませます。他者だけではなく、自分自身とも良い関係性を築けるように。

私にとって、より良い生活、本当に豊かな生活とは何なのかを考えるキッカケをくれたアーユルヴェーダ。

どう生きたいのか、何が自分に合っているのか、自分のいのちを輝かす知識がたくさん詰まっています。