Vlog、良い。

丁寧な暮らしをしている人のVlogを観ることで、人生に刺激と彩りを与えている。皮肉なしに、自分とは違いすぎて凄いな、と思えて良い。
丁寧に暮らしている人たちは、日常のタスクをこなして(もうこの時点で凄いのだが)さらに空いた時間を、生活を豊かにするために費やしていて、敵わねえな、と思う。
お菓子を作ったり、常備菜を作ったり、DIYで部屋を改造したり、結果的に生活にプラスになるけど面倒なことを、動画というエンタメで提供してくれているのはもう言葉が出ない。下世話なことを垂れるとするなら、その人たちには素敵なパートナーがいるだろうし、圧倒的な”差”を感じてしまう。

美意識が動機になっていない、自然体(といってしまうと卑怯な気がするが)のVlogが好きで、最近はこどもが出るチャンネルが気に入っている。
お菓子作りの動画で、投稿者が主にお菓子を作っているのだが、子供が気まぐれに手伝ってくると思えば、すたすたとどこかへ行ってしまって、遠くから単音のピアノの音がポロンポロンと聴こえてきて、くぅ~っ、となる。
幸せの最終形態の一つを見せられているようで、
「YouTube、ネコの動画とこの家族のVlogだけでいいな」とマジで思うこともある。
さくらももこのエッセイを読んでいるときのような、カネコアヤノを聴いているときのような生活の多幸感が得られてとにかく良いのだ。

このままだと僕が素敵な人に思われそうなので、今日の素敵なご飯で追い打ちをかけます。

朝 どん兵衛
昼 レトルトカレー
夜 どん兵衛

SNSの台頭によって、他人の生活を気軽にのぞけるようになった。
知らない家族の生活の喜びを分けてもらえる豊かさに感謝して、私は今日もどん兵衛をすする。

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