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【ヨガ】ワークショップ1日目

各地から続々と

各地からヨガ人が受けにきていました。年齢も様々。ヨガ歴やレベルも様々。みんな何を求めて来ているのだろうか。私は?

この日、13時から16時までを予定されていましたが、30分オーバーして3時間半行われました。3時間半の間、師匠が一人でやるのですが、インド哲学の一般的な話を教材通りに話すのではなく、体験談を混ぜながら、アシュタンガヨガが生まれた背景や、使われるサンスクリット語の本質的な意味を解説されて、2時間半、かなり集中して聞きました。頭で理解する話というよりは、感情が動く内容で、終盤は涙がじわっと溢れたほどでした。

高額を取るだけの自信がある

それだけご自分で探求し、言語化してきた内容を全て惜しみなく指導者育成に費やしているということが分かりました。アシュタンガヨガの一世代は、直感的に弟子たちに教えたそうです。なぜそうなのかと言った理由については教わらなかったそうです。それで個人的に解剖学や哲学などからアプローチし言語化し、噛み砕き、わたしたち弟子に教えてくれているのが二世代の師匠です。
17年前ヨガを始めてから今の今まで個人の修練を休まず一世代の師匠のもとで続けながら、ヨガ院でマイソールを10年間毎日指導している師匠。私がこのヨガ院で初めて師匠に会った時、一瞬、その目に圧倒されました。気迫というか、普通の人からは感じないものを感じたのを覚えています。(その目は、その後、マイソールに通う色々な先生からも感じました。)その生活態度や、修練の深さ、悟り、色々なものが目に集中しているのかもしれません。

ヨガ指導者は茨の道

師匠を見ていると、ヨガ指導者は犠牲にするものが多い気がします。まず毎日修練を欠かさないこと。楽なストレッチではなく、アシュタンガヨガは相当な集中力を要するので、日々の生活態度が出てきます。食事を制さないといけないし、心の中も整理しておかないといけない。でも師匠は、どんな状況でも毎日アーサナをやれないといけないと言っていました。その自分の修練が成り立った上で、生徒を指導することになるわけです。危なくないように指導できないといけないし、自分が体得したものでなければ伝えられません。一般クラスではアーサナとタイミングが合わないといけないので言葉がうまくないといけません。

インド哲学の言う「本当の自分」とは

アシュタンガヨガの最終目的は本来の自分に出会うこと。資本主義の影響を受けている私たちは、子供の時から良い大学、出世、お金持ち、道がほぼ決められていて、それが正しいと思って生活しているわけですが、インド哲学では、本当の自分に出会えと言います。
内へ内へ、中へ中へ、外部の刺激をシャットダウンして自分の中に入れとよく言われます。この日、実践ではバンダを感じる練習をしました。バンダはこの内へ内へと入っていく働きです。日常生活とアシュタンガヨガの実践がまさにぴったり重なるんですね。

はじめの「私は?」の続きですが、私は生活にヨガを生かそうと指導者コースを始めました。生徒は私です。今私がやっていること、家庭での位置、社会での位置、仕事、そういう日常生活にヨガを生かしたい。もちろん、どうせやるなら資格を取りたいという動機で始めましたが。

と言うわけで今日は感想でした。次回から内容に触れていこうと思います。

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