話すチカラ
斎藤学 / 安住紳一郎
総合点:★★★★☆
総評
話のプロに学ぶ今から始められる伝わりやすいテクニック
安住さんの努力がすごい。テレビが何台も家にあって同時に見てるらしい。
案件の進捗報告や顧客への説明でも活用できるテクニックがいくつもある
1日あれば読めるので、学生にもサラリーマンにも読んで欲しい
重要だと思った点
伝わりやすい話し方
人の集中力は15秒もたない。このルールから、15秒をすぎて同じ話を続けてはいけない
余計な言葉を入れない
「えー」「あのー」などを節目に入れると、思考がまとまっていないように受けとられる。
なるべく無意味な音を挟まないようにする
できるだけ具体的にする
「ビールを飲んだ時のような爽快感」よりも
「スーパードライを飲んだときの、あの気持ち」のほうが、イメージが明確になる
語尾を曖昧にしない
「ね」や「〜と思います」のように、話を曖昧にしない。
「させて頂きます」はまどろっこしく、覚悟が足りないように思われる
話の結論が出にくいときは?
話がまとまらないときは、最後に「問題意識を確認する」ことが大切
「今日の議論のポイントは○○でした。このポイントについて、今後とも考えていきたいと思います。」などと、問いを提示するようにして締めると、上手に話が着地した感じが生まれる。
話すためのインプット
どんな業界でも、仕事でいいアウトプットをしたかったら、その3倍くらいのインプットをする必要がある
あくまで、インプットはアウトプットするための手段で、インプットが目的になってはいけない
偏愛するものを持つことは、心を強くする。
好きなものを追求している瞬間、強いポジティブエネルギーを発する。「これが好きだ」という気持ちが自分を豊かにして、自己肯定力を上げる
日本語の面白さ
0について「ゼロ」は英語で「れい」は漢語。大和言葉はない。※当初日本にはゼロの概念がなかった。
放送局は言葉に関して保守的なので、NHKとTBSでは「0」を「ゼロ」と読んではいけないらしい
失敗について気分を上げるマインドセット
凝縮した数時間を過ごすと、その前の出来事が昔に感じられる。
孔子の言葉
其の位に在らざれば、其の政を謀らず
その立場にならないなら、余計な口を出さないものだ
与えられた「役割」「持ち場」の中で全力を尽くすことが大切
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