地方競馬向上委員会

地方競馬場の実況アナウンサー展望(1)【帯広】

おまたせいたしました!
待ってない?
そんなこと言わずにぃーー。

先回のプロローグでも書きましたが、「競馬を知らない人でも読めるように」を目指したいので、ざーーっくりですが地方競馬の概略を。

現在の日本で開催されている競馬は大きく分けて「中央競馬」「地方競馬」の2つです。

中央競馬は、民放でもメインレースが日曜日に放送してますが、地方競馬中継はケーブルの専門チャンネルや購入ソフト、インターネットでみることが出来ます。現在は全国14か所で実際に開催されていて、2020年1月15日より、姫路競馬が7年半ぶりの復帰を果たし15か所に。盛り上がってきてますね。

地方競馬01

365日休みなく、どこかの開催場で競馬は行われています。その中での「地方競馬実況」を中心に、書いていきたいと思いますー。北から順で行きましょー。

1.帯広(ばんえい競馬)

地方競馬03

(引用元:Wikipedia)

競馬といえば、楕円状に作られたコースを、時速60キロ前後で競走馬をが走り、着順を競うのが一般的なイメージですが、ここ帯広は、そりを曳きながら競う「ばんえい競争」

競馬のカテゴリで、そりを曳きながら競争するスタイルは、世界でもここ帯広だけと言われています。レースにかかる時間も長いため、実況も天候、馬場状態、水分保有率など、色々なエッセンスが入りながら、比較的のんびりと進行していきます。

競馬は走行する距離にもよりますが、競走馬のペース配分によってスピードを落とす場合があって、実況ではよく「息を入れる」と言います。走りながらちょっとスタミナを温存して、どこで仕掛けるかを見計らったり…騎手の技量も試されるところです。

それに比べてばんえいは、距離は全て同じ。「息を入れる」に替わり、ここでは「刻む」という言葉が使われます。スピードを落とすどころか、
馬がピタッと止まっちゃうんです。

そのタイミングで「○○が一旦刻みます」と実況が流れる。

で、呼吸を整えて、また走る。こちらは2018年のばんえいダービー。

ばんえい競馬の入着基準は「そり全てがゴール板を通過」して、初めて入着となります。

たまにこの、「ピタッ」と止まっちゃうのを、

ゴール寸前でやられちゃう。

あと50センチ前に進めば、そりが全てゴール板を越えるのにですよ。
大きければ1トンを超える馬体が、ムチを入れようが掛け声をかけようが、うんともすんとも言わなくなります。そういう時は

「おおーっとここで『詰まって』しまうのか!」

ですかね。馬券を買っている方としては

悶絶が半端ない。

もう勝ったも同然のはずが、次から次へと追い抜かれていく。
その逆も然り。ばんえい競馬の独特な楽しみ方です。

冬時期のばんえい競馬は、競走馬達の吐く息も白く、生命力が伝わってきて、さらに言うと、そのピタッと「刻む」姿がまた可愛いんだー。

あれ?
実況アナウンサー展望という割に、あまり…主題に沿ったものではなくなってしまいましたが、サラブレッドが疾走する競馬とはまた違う「ばん馬」の闘い。ぜひのぞいてみてくださいね。

次回は、門別競馬場ですー🏇🏇
ジン、ジン、ジンギスカーン♬
へーはらふーはらへーはら@★◎※§(^^♪

(地方競馬場の実況アナウンサー展望(1)【帯広】-Fin- )




読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。