生きてることが辛いなら
生きてることが辛いなら
辞めてもいい。
生きていくことはエネルギーもいる。
生きていれば
そこから新しく何かを始めなければならない重みも鬱陶しい。
親や周りに迷惑かけるとか
申し訳ないと思いつつそれでも
生きてることが辛いなら
辞めてもいい。
昔
命を絶った友は
その辛さを打ち上げられずに飛んだ。
自ら命を絶つエネルギーさえも奪う現実も思い知った。
生ける屍のような
ただ、ただ、空っぽの
マネキンのような身体に流れる血の重さなど、捨ててしまえばいい。
それで君が楽になるなら
それで君が笑ってくれるなら
辞めてもいい。
みんな泣く。
悲しんで。
君が居てくれることで救われた人も。
例えば、この僕も。
8月31日。
19歳。
そんな告白したくせに
私に希望の糸をくれたくせに
ずるいぞ
先に逝きやがって
でもあれから
いろんな人に救われて
私は生きているよ。
「ありがとう。」
私は夫の好きそうな夜空に呟いた。
(生きてることが辛いなら-Fin-)
【追記】
【大人のみなさんへ】
けっして10代に向けての"メッセージ"などではなく、誰かを励ますのでもなく、何かを教えるのでもなく、ただ、かつての自分はどうだったのか、死を意識したそのときいったい何を感じ、何を考えたのか、そんな記憶の断片のようなものを #8月31日の夜に というタグを使って、そっと彼らに伝えてもらえると嬉しく思います。
noteが #8月31日の夜に を大きなテーマとして扱ってくださったことに、心から感謝いたします。
私が
書いて生きる人生を選択した時に出会った、尊敬する文章家の1人、「あそうかも」さんのエッセイを読み、感銘を受けました。
伝えられるかは分かりませんが私が経験した事を少しだけ。
私は
人間の平均寿命を半分ほど生きている今が、一番幸せです。
読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。