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音楽コラム「猫背に腹は変えられない」vol.2 Paul Parrish『Song For A Young Girl』


みんなさんこんにちは。
音楽コラム「猫背に腹は変えられない」の時間が、勝手にやって参りました。

音楽好きな猫背、涎川長治です。

満員電車の窓から目に映る、満開に咲く桜の木々を見て、あの桜の木の下でレジャーシートでも敷いて、ワンカップと柿の種でもむしゃむしゃやりながら,綾瀬はるかちゃんの膝枕の上でもって、ごろごろのんびり春を満喫したいなどと、涎を垂らしながら妄想してみるわけですが、社会の歯車として齷齪働く私にとっては、それは夢の夢のまたその夢であり、やっとの休日に公園へと赴けば、すっかり桜も散り行き、生憎の曇天から待ってましたと言わんばかりに、降り出した小雨にしっかりと打たれ、なんだか厭世的でセンチメンタルな気分となった、今年の私の花見でした。

皆さんは、花見を楽しまれましたでしょうか?

まだまだ仲間を集めて、大人数でわいわいやるのは、コロナもありますし、世間の厳しい目のありますから、なかなか難しいところではありましょうが、そもそもそんなに友達もいないし、酒も呑めないという理想とのギャップもありまして、桜の下で昼間から酒を呑んでわいわいやっている人たちを見るのはあまり好きじゃない、涎川です。

涎川は、しっとりと桜は見るもんだもんね派、気取ってます。

とはいえ、涎川も酒が呑めたら、もっと人生楽しかったのかな?
桜の木の下で仲間たちと、酒を煽り、割り箸を半分に割り、鼻の穴にブッ刺し、えんやこら踊りたい衝動は、人一倍に心の中で悶々とガスが充満しているという、なんともめんどくさい屁コキ野郎なんです。

まあ皆さんも、自分の気持ちに素直になって、「酒で十分アルコール消毒しとるわい」とかなんとか言ってコロナを吹き飛ばし、それぞれの花見を来年こそはエンジョイしましょう。

涎川も、前もってワンカップと柿の種を鞄に忍ばせ、10月あたりから綾瀬はるかちゃんの所属事務所ホリプロへ、「一緒に花見に行きませんか?」と筆書体で慇懃にしたためたファンレターを、50通ほど送りつけ、今年のセンチメンタルに終わった花見の無念を晴らすべく、来年こそはほろ酔い気分で桜見をエンジョイしたいと、心に固く固く誓うのでした。

おっと、今回もどうでもいい話が長くなりました。
どうもすみませんだみつお。

ではでは、そんな桜が散って、ちょっぴりセンチな春に聴きたいお勧めのアルバム、Paul Parrishの1978年の作品『Song For A Young Girl』です。



センチなメロディ、センチな鍵盤、センチなストリングス、そしてセンチで繊細なポールのボーカル。
そんな音に包まれながらも、聴き終わる頃には不思議と、雲の切れ間から降り注ぐ光明に照らされ、身も心もポカポカと温かくなる様な、良きアルバムです。

みなさんも、日々のアレやコレやで、お疲れでしょう。
ストレスを溜め込んで頭がおかしくなる前に、綾瀬はるかちゃんの画像を血眼になって見るか、Paul Parrishを爆音で聴くかして、早めのカタルシスを心がけましょう。

ではでは、今日はこの辺で。

本当に音楽っていいものですね。
さいなら、さいなら、さいなら。

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