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年下彼女の彩ちゃん 3話

彩:〇〇さん!

とある日…〇〇が欠伸をしていると彼女の彩が教室に入ってきた

〇〇:彩ちゃんか、どうしたの?

彩:お休みにまたデート行きましょ!

〇〇:良いよ

彩:わーい!楽しみにしてますね!

咲月:〇〇はあーやにモテモテでいいなぁ

美空:ほんとにそう!

〇〇:まぁ彼氏だから

美空:キーッ!

茉央:美空落ち着いて笑

和:〇〇だから彩があんなに懐くんだろうなぁ

〇〇:彩ちゃん俺の前だと一ノ瀬に見せない顔するからな〜

美空:何ですって!!!?

〇〇:残念だけど一ノ瀬より俺の方が彩ちゃんといる時間長いから笑

和:美空がおかしくなるから止めなさいよ笑

そんな事があった日後の休み…約束どおり彩とデートのため、待ち合わせ場所に着くと彩が手を振りながらかけてきた

彩:あ、〇〇さん!こっちです!

今日の彩は大人っぽい暗めの私服を着ており、〇〇は目を奪われる

〇〇:彩ちゃん、その服…

彩:折角のデートなのでこの間買った新しいのを着てみました!…似合ってますか?

〇〇:よく似合ってるし、すごく可愛いよ

彩:嬉しいです///

〇〇:よし、行こっか

彩:はいっ!

手を繋ぎ、デートに出発する。出発してしばらく経った頃、彩が口を開いた

彩:〇〇さん、お洋服見てもいいですか?

〇〇:あぁ、良いよ

洋服屋に入り、色々と見ていく

彩:あ…あの服可愛い

〇〇:彩ちゃんに似合いそうだね

彩:そうですか?

〇〇:彩ちゃんの可愛らしさが出ると思うよ

彩:可愛いって言われるのは嬉しいんですけど彩は大人っぽくなりたいんです!

〇〇:無理する必要はないんじゃない?彩ちゃんは今のままでも全然可愛いし

彩:嬉しいです…って!彩は先輩のために大人っぽくなろうとしてるんですからね?

〇〇:俺のため?

彩:見たんです…〇〇さんがそういう本読んでるの

〇〇:み、見られてたのか…

彩:あの本みたいに大人っぽくなればもっと彩の事を好きになってくれるかと思ったんです

〇〇:そんな事しなくても良いよ、彩ちゃんは彩ちゃんのままで良い。むしろその方が俺はいいと思ってるしね

彩:〇〇さん…彩、〇〇さんに合う彼女になれてますか?

〇〇:何でそんな事聞くのさ

彩:クラスの子とか先輩方に言われるんです…彩じゃ釣り合わないって

〇〇:そんな事、気にする必要はないよ。誰がなんと言おうと彩ちゃんは俺の彼女なんだから

彩:そう言ってもらえて嬉しいです

〇〇:彩ちゃんは今のままで良い、それは忘れないでね

彩:はいっ!

彩:(やっぱり〇〇さん優しい…)

店を出てからお昼を食べる事になった2人は公園で食べようという事になった

〇〇:お昼食べようか、何か買ってくる?

彩:あの…!彩、〇〇さんに食べて欲しくてお昼作ってきたんですっ!

そう言って彩は手に持っていたバスケットからお弁当を取り出す。可愛らしく彩られた弁当を受け取り、食べながら談笑する

〇〇:彩ちゃんが?料理苦手なはずじゃ…

彩:梅澤先生に聞いたんです!

〇〇:あの鬼か…

梅澤先生というのは〇〇のクラスの担任で、美人だがかなり厳しく鬼と呼ばれている

彩:私には優しかったですよ?

〇〇:梅澤先生って彩ちゃんの事溺愛してるんだよ…笑

彩:えぇ!そうなんですか?

〇〇:かっきー先生も彩ちゃんの事溺愛してるし、何なら先生達みんな彩ちゃんの事溺愛してるよ

彩:そ、そうなんですね…笑

〇〇:彩ちゃんの彼氏だからか、梅澤先生や他の先生達から結構言われたりするし。帰る時もちゃんと送ってあげなさいとか、勉強見てあげさないとかね

彩:それだけなら良いんでしょうけど、さっちゃん先輩とか美空先輩も居ますからね

〇〇:アイツらが1番ダルいかも…笑 この前なんてスマホの壁紙が彩ちゃんとのツーショットってだけで問い詰められたから笑

彩:(前デートした時に撮ったやつ壁紙にしてくれてるんだ…)

〇〇:彩ちゃんは愛されてるよ。その無邪気さと誰に対しても屈託のない笑顔は彩ちゃんの良さだと思うよ

彩:〇〇さん…

〇〇:俺にはこういうセリフ似合わないな笑

彩:すごくカッコよかったですよ!

〇〇:なら良いんだけどね笑

そう言ってお互い笑い合うのだった

𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭

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