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クラスのお金持ち一軍女子が彼女になって一緒に暮らす事になりました 2話
翌日…学校は僕と璃果さんが付き合いはじめたというニュースで持ちきりだった
女子A:璃果〜アンタ〇〇と付き合うとか正気? アイツ陰キャだよ?私らと合わないって
女子B:そうそう、璃果ならもっといい男が居るはずじゃん!
璃果:〇〇はいい男だし…少なくとも媚び売ってくるバカ達より良いと思うんだけど?
仲の良い女子達と話していると〇〇がクラスの男子に胸ぐらを掴まれているのが目に入ったので席をたつ。
璃果:アンタ…〇〇に何してんの?
男子達:璃果さん、コイツ陰キャのくせに璃果さんと付き合ってんのが気に入らなくて…
璃果:ふぅん…陰キャだから私と付き合っちゃダメなんて誰が決めたの?そんなのアンタらの都合じゃん…気に入らない事があるとすぐに〇〇に八つ当たりするくせに、私にはゴマすってさ…マジでキモイ!二度と私に話しかけないで!
璃果さんに一喝された男子たちが僕の元から離れると璃果さんが僕の所へやってくる
璃果:〇〇大丈夫?怪我はない?
〇〇:大丈夫…ではないかな
璃果:酷い傷…保健室行くよ!
璃果さんに手を引かれ、保健室で治療を受ける
〇〇:璃果さん付き添いありがとね
璃果:気にしないでよ
〇〇:ごめんね、僕が不甲斐ないばっかりに…
璃果:〇〇は悪くないでしょ、悪いのはアイツらだから自分を責めないで?
璃果さんは僕の手を握り、励ましてくれる。
〇〇:授業大丈夫なの?
璃果:もうそんな時間か…また後で来るね。〇〇はゆっくり休んでてね?先生には私から言っとくから
そう言うと璃果さんは保健室から出ていった
ー授業中ー
璃果:(アイツら絶対に許さない…〇〇をこんな目に合わせた事を後悔させてあげる)
璃果さんはクラスの男子たちに殺気のある目を向けながら心の中でそう唱えながら授業を受け、放課後のチャイムが鳴るとすぐに保健室へ向かった
ガチャ
璃果:〇〇、気分はどう?
〇〇:だいぶ良くなったよ
璃果:そう…良かった
〇〇:璃果さん、カバン持ってきてくれない?
璃果:カバン?別に良いけど…どうして?
〇〇:僕が学校に来ると璃果さんも辛い気持ちになるだろうし…
璃果:〇〇…
僕の目を璃果さんはしっかりと見つめ、頷いた後カバンを取りに行ってくれた
ー数分後ー
璃果:お待たせ~はいカバン
〇〇:ありがとう
璃果:アイツらにはガツンと言っておいたから、もう〇〇に手を出すことはないと思うから安心して?
〇〇:璃果さん…迷惑かけてゴメンよ
璃果:もう…そんなこと気にしないでいいって言ったでしょ?私がずっと〇〇の事を守るから…
〇〇:うん…
璃果:じゃ…帰ろっか
〇〇:分かった。色々と世話かけたお礼にどっか食べいこうよ!奢るから
璃果:ありがと
僕がベットから出ると璃果さんはカバンを手渡し、帰る準備が終わるまで待っていてくれた
〇〇:お待たせ
璃果:ん…手繋いで帰るよ
〇〇:手を繋ぐ?璃果さんと…
璃果:私たちカップルだよ?それくらいしても大丈夫だって
〇〇:じゃあ…
帰り道、僕は優しく璃果さんの左手を握る。握り返してくれた彼女の手はとても暖かくて温もりを感じ、自然と笑顔がこぼれた
璃果:〇〇の手…冷たいね笑
〇〇:手袋無くしちゃって…笑
璃果:気をつけなよ?
〇〇:うん…笑
そう言って僕が頷くと優しい笑顔を見せ微笑んだ璃果さんに手を引かれ、街灯に照らされた街を歩くのだった
……To be continued
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