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奪い愛 3話

日曜日…璃果とのデート当日になり、〇〇は待ち合わせ場所へ向かっていた

〇〇:ふぅ…

駅前広場のベンチに座って璃果を待つ〇〇の背後にいつもの5人が…

遥:〇〇ったらニヤニヤしてムカつくなぁ!

さ:璃果ちゃんよりさくの方が…

和:私なら先輩の事楽しませられるのに

美:〇〇が私以外とデートなんて黙って見てられないわ!

祐:そうそう!

〇〇が駅前広場に到着してから15分が経った頃、手を振りながら璃果がやってきた

璃:お待たせ!〇〇くん

〇〇:璃果…その服可愛いな

璃:ありがとう/// 〇〇くんとのデートだったから頑張って可愛くオシャレしてきたんだ〜

〇〇:すっごく可愛いよ

璃:恥ずかしいよ///

〇〇:じゃ行こっか!

璃:うん!オシャレなカフェが出来たらしいんだけど、行っても良いかな?

〇〇:いいぞ〜

璃:ありがと!あの…手繋いでもいい?

〇〇:あぁ

遥・さ・和・美・祐:!!!!!!?

璃:私お父さんとお母さんに〇〇くんの事話したんだ〜

〇〇:えぇっ?そうなの笑

璃:2人とも優しくて素敵な彼氏さんだねって言ってくれたよ!

〇〇:好印象みたいで良かった

2人にバレないようこっそりと後を付ける5人は禍々しいオーラを出しているようで周囲の人たちは恐怖を覚えていたと後になって聞いた

璃:あっ…!ここだよ!目的のカフェ

連れてこられたのはとてもオシャレなカフェだ
璃果はカフェ巡りをするのが好きだとは知っていたが、ここまでオシャレなカフェは見たことが無い〇〇は固まってしまった

〇〇:結構並んでるな…

璃:コーヒーも美味しいし、スイーツも可愛いから人気あるんだよ

〇〇:へぇ…

ー45分後ー

店員:2名でお待ちの佐藤様

璃:はい

店員:こちらの席へどうぞ

案内された席もオシャレで雰囲気も良い

璃:この席は…?

店員:こちらのお席はカップルの方専用のお席でございます

〇〇:どうして俺たちがカップルって…

店員:お2人ともお手を繋いでらっしゃったので

〇・璃:あっ…/// 

璃: …お店のオススメスイーツ1つとコーヒー2つお願いします

店員:かしこまりました

美:何よ…〇〇ったら顔赤くして

賀喜たち5人は2人に近い席に座り、コーヒーを啜っている

璃:楽しみにしてていいよ?コーヒーもスイーツもすごく美味しいから

〇〇:へぇ…楽しみだな

10分後、注文していた品が運ばれてきた

璃:これが名物のクレープだよ〜

〇〇:カフェでクレープって珍しいね

璃:ねっ!ここのスイーツ美味しいって真佑ちゃんから聞いてたから来てみたかったんだ〜

〇〇:女子ウケしそうな内装とメニューだもんね

璃:さっそく食べよ?

〇〇:うん

ーその頃5人はー

和:美味しいですね

美:美味しいけど…〇〇と来たかった

遥:私もです

さ:うまっ♪

祐:美味しか〜

美:本来の目的を忘れてる方が2人いるけど、まぁ良いか…

スイーツに夢中で目的を忘れかけている5人…

〇〇:おっ…!このコーヒー美味いな

璃:でしょ〜?クレープも食べる?

〇〇:甘いの得意じゃなくて…

璃:あっ…!そうなんだ…

〇〇:言わなかった俺が悪いから落ち込むな

璃:〇〇くん…

〇〇:俺は笑ってる璃果が好きだから…

璃:ありがと!

しばらくカフェで楽しい時間を過ごした後、映画を見たり洋服を見に行ったりと有意義な時間を過ごし、あっという間に夕方に

璃:今日はありがとう!デートしてくれて

〇〇:こちらこそ、楽しかったよ

璃:またデートしてね!

〇〇:あぁ…!

璃:これ…今日のお礼!

チュッ♡

〇〇:!
 
美・和・遥・さ・祐:!!!!!!!???

璃果はお礼として口付けをしてきて、〇〇はもちろん影で見ていた5人も驚愕する

璃:えへへ…大好きな彼氏に私からキスのプレゼントだよ♡

〇〇:璃果…♡

夕暮れが〇〇と璃果を照らし良い雰囲気を演出する中、不穏な雰囲気を出す賀喜達だった…

𝑭𝒊𝒏.

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