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まおの幸せ episode01

茉央:○○くん、ご飯できたで〜

温かな日差しが差し込む中、寝ている彼氏の○○を起こしにやってきた彼女は五百城茉央。大学2年生で○○とは付き合って1年で現在、アパートにて同棲中

○○:うぅん…おはよう、いおちゃん

茉央:おはよう、○○くん

○○:ごめんね、こんな時間まで寝てて

茉央:ええよ、昨日は遅くまでお疲れ様!

○○:ありがとう

茉央:着替えここに置いとくな?着替え終わったらリビング来てね、朝ごはん用意しとるから

○○:うん

手早く着替えを済ませて、リビングに向かい椅子に座ると茉央が朝食を運んできた

茉央:はい!今日は豪華にしてみたわ〜

○○:おぉ、美味そ〜!いただきます!

茉央:いただきます〜

茉央:モグモグッ…

朝食を食べ終えると、大学へ向けて出発する。2人が通う大学は歩いて30分程かかる。

茉央:なぁ…○○くん?

○○:うん?どうしたの?

茉央:まお、○○くんと離れるの嫌や…講義バラバラやろ?学部がちゃうから

○○:俺も嫌だよ、いおちゃんと離れるの

一旦の別れを惜しみ、2人はそれぞれが講義を受ける階に向かった

茉央:おはよう…

和:茉央、おはよ

茉央に声をかけてきたのは井上和。茉央の友人で、しっかり物の優等生タイプ

茉央:まお辛いねん…😭

美空:彼氏さんと離れるのが辛いんだよね?

和の隣に座っていた美空が茉央に尋ねる。

茉央:そう…😭

咲月:まおは彼氏さん大好きだね

3人の会話が聞こえていたのか、近くに座っていた咲月も声をかけてきた

茉央:うん!まお、○○くん大好き〜

和:頑張ろ?辛いのは分かるけど

茉央:せやな!講義を頑張って○○くんに褒めてもらうんや!

ー90分後ー

○○:ふぅ…

講義を終え、一息ついた○○は茉央のいる教室へ向かう。

茉央:終わった〜!

和:よく頑張った〜ナデナデ(。・ω・)ノ゙

咲月:茉央はやればできる子だから

美空:そうそう!みくなんて今日の課題全然出来なかったのに、まおは出来てたもんね!

茉央:何や…そんなにおだてても何も出ないで?

茉央が友人達から褒められていると、茉央が待ち望んだ人物が

○○:いおちゃん〜居るか?

茉央:あ!○○くん〜

ギュッ♡♡♡

○○:いおちゃん、何か嬉しそうだね

茉央:○○くんに会いたくて仕方なかったんよ〜

○○:甘えん坊だな〜笑

茉央:はよ帰ろ?お腹すいたし

○○:うん

和:先輩、茉央の事お願いしますね?

咲月:茉央ったら口を開けば先輩の事を話しますから…笑

美空:大好きなんだなぁって伝わってきますよ

茉央:みんな言わんとってよ…恥ずかしい…/// 
○○くん!はよ帰ろ!

○○:うん、じゃあね和ちゃん達

3人:はい!

ー帰り道ー

茉央:やっと一緒や〜❤

○○:そうだな

茉央:○○くん、大好きやで?

○○:俺も大好きだよ

茉央:えへへ〜

○○:腹減ったな

茉央:お家に帰ったら美味しいご飯作ってあげるから♡

○○:ありがと、いおちゃん

茉央:まお、お料理頑張るで!いつもより美味しいご飯作って、○○くんの胃袋も掴んだる!

○○:期待してるよ?可愛い彼女さん

茉央:なっ…いきなり可愛いとか言わんでぇ〜

○○:ははは

ー自宅ー

茉央:急いで作るから待っててな?

良い匂いがキッチンから漂ってくる。○○は匂いに耐えながらソファーで漫画を読んでいる

茉央:お待たせ!

茉央が運んできたのはケチャップで絵が書かれたオムライス

○○:いおちゃんの得意なやつじゃん〜笑

茉央:えへん!

○○:偉いね〜

茉央:えへへ…もっと褒めてくれてもええで?

○○:偉い!偉いよ〜

彼氏に褒められてご満悦の茉央なのだった

𝑭𝒊𝒏.

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