奪い愛 4話

璃:〇〇くん…別れよ？

〇〇:璃果…待ってくれ！

デートから数日経ったある日、璃果に別れを告げられてしまった〇〇…

璃:私…〇〇くんとやって行く自信がなくなったの
 
そう言い残し、璃果は教室を出ていった

〇〇:璃果…

それ以来〇〇は人が変わってしまった

ー部活中ー

カキーン！

〇〇:クソ…次の球はやく投げろ！

△△:〇〇落ち着けよ！

〇〇:うるせぇ！

柚:〇〇…

史:璃果ちゃんに別れよって言われたって聞いてたけど…あれは相当荒れてるね

美:やっほ〜久保

史:あっ…山下に与田…それにみんなも

祐:〇〇が心配で見に来たの

史:だいぶ荒れちゃってるね

遥:あんな〇〇初めて見た…

さ:試合前って聞きましたけど大丈夫なんですか？

柚:う〜ん、このままだとキツイかな…

和:どうしましょう…

遥:〇〇…

ー翌日ー

和:って事があってね

茉:ええっ！大変やん！

彩:あんなに仲良かったのに…何でだろ？

 空:うん…たしかに

咲:相当荒れてて今学校来てないって

和:そうなの…？

彩:あやも聞いた！

和は同級生から聞いた話をそのまま賀喜たちに伝えた

美:それは…重症だね

祐:どうする？

遥:私とさくちゃんは璃果ちゃんの所へ行きます

美:OK！私と与田と和ちゃんは〇〇だね！

あれほど〇〇を好いていた5人は協力して璃果と〇〇に話を聞くことにした

ー賀喜・遠藤 sideー

遥:璃果ちゃん、ちょっと良いかな？

璃:うん…大丈夫

さ:〇〇くんとケンカしたってほんと？

璃:もう知られちゃってるんだ…

遥:あんなに仲良かったのに何で…？

璃:私…地元に戻らないと行けなくなったの…

遥:地元って…岩手？

璃:うん、叔母さんが亡くなったから私たちが祖父母の面倒を見ないと行けなくなって…

さ:そっか…それで未練を無くすために〇〇と…

璃:うん…

ー山下・与田・井上 sideー

〇〇の家に着いた3人は呼び鈴を鳴らすが返答がない

美:あれ？ここであってるよね…？

和:そのはずです…

祐:でもでないよ？

3人が玄関の前で考えていると声をかけられる

ア:あれ？和じゃん

和:アルノ！？何でここに…？

ア: …たまたま？

和:たまたまなの？

ア:うん

美:ここって〇〇の家じゃ…

ア:そうですよ

祐:ちょっと待って…状況が読めない

ア:お隣さんなんです。先輩は

和:そう…あ、〇〇先輩いる？話があるの

ア:先輩？見てないよ

美:どこ行ったんだろ？

ア:多分…帰ってこないです

和:えっ…

祐:それ…どういう事？

ア:先輩は璃果さんと居られないのならって荷物まとめて出ていったんです

中西の口から語られた〇〇はもう帰ってこないと言う事実…その言葉を聞いた3人はただ立ちすくむ事しか出来なかった…

𝑭𝒊𝒏.