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お守りは絆創膏 第5話

ある日の夜、咲月は〇〇と電話していた

咲月:ふんふん〜♪

〇〇:上機嫌だな、咲月

咲月:明日から林間学校じゃん!そりゃ楽しみだよ〜

そう、〇〇と咲月の学年は毎年林間学校に行くのが恒例行事になっており、非常に人気のある行事なのだ。好きな人とペアを組むことができるので、男女でペアを組み林間学校で結ばれたりすると言われている

〇〇:林間学校で俺らペアだよね

咲月:初めっから〇〇以外の男の子と組む気なかったし笑

〇〇:咲月…

咲月:明日は楽しもうね!お休み〜

〇〇:おう!

ー翌朝、林間学校に向かうバスにてー

咲月:〇〇…おはよ

隣に座ってきた咲月は普段ならあまり着ない薄着を着ていて、肩や首元などそれなりに露出がある

〇〇:咲月…その服は?

咲月:ラフな格好しようと思って買っておいたんだけど…なかなか着れなくて…林間学校で着ようって決めてたし…〇〇に見せたいなって思ったから///

〇〇:そ…そうか///

和:2人とも何赤くなってるのよ笑

アルノ:〇〇が照れるのは分かるけど何で咲月も照れてるのよ笑

美空:相変わらずラブラブだねぇ

茉央:ホンマに〜

咲月:ちょっ…///みんな〜!

〇〇:揶揄うなよ///

美空:赤くなってる〜

咲月:うぅ…

2人はこの後しばらく顔を赤くしたままだった

ー林間学校ー

咲月:さてと!まず何からだっけ?

〇〇:まずは全体で集合して話聞くんだよ

咲月:えぇ〜早く〇〇とペアになりたい

〇〇:それまで手繋いであげるから

咲月:じゃあ我慢する!

〇〇:よしよし

咲月:えへへ〜

和:何かイチャイチャし過ぎじゃない?

アルノ:特に咲月がね

茉央:あはは…笑

教員から林間学校での規則やマナーをひと通り聞いた後、ペア行動することに

咲月:やっとペア行動だ〜

〇〇:そうだな

咲月:私たちはどこ行く?〇〇の好きな川とか山に行く?

〇〇:なら川に行こうぜ、飯の事もあるし

〇〇の提案で川に行く事になったので川に向かう道中、咲月と談笑する

咲月:晩ご飯も自分達で作るんだよね…私材料忘れちゃったよ

〇〇:みんな家から材料持ってきてたけどよ、それじゃ味気ないから川で魚取るぞ

咲月:その手があったか!さすが〇〇〜

〇〇:他の奴らカレーなら楽でいいのに手の込んだ物作ろうとしてたし、飯食えんのかな笑

咲月:じゃあ多めに取っておく?

〇〇:いや、他の奴らが失敗した時の材料は茉央たちにお願いしておいた

咲月:〇〇ってば何か要領いいね〜

〇〇:林間学校はキャンプと違うし、自分たちで全部やるなら咲月をしっかり支えてあげないとだろ?

咲月:もう〜!そんな事言わなくていいの!

ー川にてー

咲月:どうやって取るの?

〇〇:これを使うんだよ

咲月:これ何?
 
咲月の言葉が耳に入らない程、真剣になってテキパキと仕掛けを設置する

〇〇:この中に餌を入れて川の中に入れておいて数時間後に見に来よう

咲月:うん!

〇〇:魚がかかるまで山菜とかキノコを取りに行こう

咲月:私…山菜の種類分からないよ〜

〇〇:大丈夫。俺に任せて

咲月:う…うん///(今の〇〇カッコよかった…)

〇〇は山に入るなりテキパキと山菜やキノコを取っていき、手提げバックをパンパンにした

〇〇:こんだけ取れば十分だな

咲月:結構食べられる山菜って多いんだね

〇〇:そうだな。キノコもそれなりに取れたし、いい山だったな

咲月:そろそろご飯の時間じゃない?

〇〇:昼飯はにぎり飯作ってきてるから食おうぜ

咲月:ありがと〜

にぎり飯を食べ、2人は下山するのだった

𝑭𝒊𝒏.

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