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お守りは絆創膏 第2話
昼休みになり、咲月は〇〇に声をかける
咲月:〇〇!お昼食べよ!
〇〇:良いよ、今日はどこで食べる?
咲月:ここで食べる!外寒いもん笑
〇〇:今から購買行ってくるから待ってて
〇〇が購買に行っている間、咲月は机を動かして〇〇と向かい合って座れるようにして待っていると、購買で昼飯を買った〇〇が戻ってくる
〇〇:お待たせ、何とか買えたよ
咲月:〇〇は焼きそばパン好きだね笑
〇〇:クリームパンとかアンパンが売り切れちゃうから自然と焼きそばパンになるんだよなぁ笑
咲月:焼きそばパンだけだと体に悪いよ?私のお弁当も分けてあげるから食べてね
〇〇:ありがとう!じゃ、食べよっか
咲月:うん!
〇〇:いただきます
咲月:いただきます〜
2人が仲良く食事をしていると、購買から帰ってきた和たちが話しかけてくる
和:あれ?今日は教室なんだ
〇〇:咲月が寒いって言うから教室で食べてるんだ
アルノ:理由は分かったけど、随分とイチャついてますなぁ
咲月:えっ?どういうこと?
茉央:気づいてないんか…
美空:〇〇くんは咲月のお箸でオカズ食べてるし、咲月は〇〇が口つけたストロー咥えてるじゃん!関節キスだよ
〇〇・咲月:あっ…///
アルノ:お熱いですなぁ〜
咲月:アルノ!からかうの止めてよ…///
〇〇:男子からの視線が痛い…///
茉央:仲ええのは羨ましいけど、イチャイチャしすぎやで〜?さっちゃんってば休み時間の度に〇〇くんの所行って話したがるんやから笑
咲月:恥ずかしい…
和:まぁ私たちが温かく見守ってあげるから、イチャイチャしなよ笑
そう言って4人はその場を離れて、4人だけで食事を始めた
〇〇:(恥ずかしくて声かけられない…)
咲月:(うぅ…私のバカ〜!)
しばらく沈黙が続くが、咲月が顔を上げ〇〇に話しかける
咲月:ねぇ…〇〇
〇〇:ど…どうした?
咲月:明日さ、学校休みじゃん
〇〇:そういえば創立記念日で休みだったな
咲月:デート行かない…?
〇〇:良いね、行こっか
咲月:いつも放課後デートだし、せっかくだから休みの日に思いっきり〇〇とデートしたいの!
〇〇:確かにいつも放課後だから1〜2時間が限界だけど、休みの日なら6〜7時間はデート出来るね
咲月:でしょでしょ!
放課後になると昼休みとは反対に、〇〇が咲月に声をかける
〇〇:咲月、帰ろ?先行って外で待ってるよ
咲月:うん!すぐ行くから待ってて〜
帰りの準備をする咲月に和たちが声をかける
アルノ:〇〇が待ってるから急いでるねぇ
咲月:〇〇、待つの苦手だから急がないと
茉央:〇〇くん意外とせっかちなんや…
咲月:そういう訳だから急ぐね!また明日〜
そう言って荷物をまとめ終えた咲月が小走りで教室を出ていくのを、和たちは見つめた後教室にて談笑する
茉央:ホンマにあの2人仲ええよなぁ
和:良いなぁ彼氏って…
アルノ:まさか恋愛経験ゼロの咲月に彼氏ができたって聞いた時は驚いたよねぇ…
美空:イケメンかと思ったらまさかの〇〇でびっくりしたよね
和:ウチのクラスの男子って〇〇以外ロクなの居ないよね…笑
4人が談笑している頃、咲月は〇〇と合流していた
咲月:ごめん!お待たせ
〇〇:待ってねぇから気にしないで
咲月:ねぇ…手繋いでも良い?
〇〇:良いよ、寒いし
ギュッ
咲月:〇〇の手あったかいね
〇〇:咲月の手は冷たいね
咲月:〇〇と手を繋げば暖かくなるよ
〇〇:だな
咲月:〇〇、明日のデート楽しみだね
ニコニコする咲月に笑顔で頷く〇〇。2人の歩く道は暗いが、周りは明るく照らされていた
ー続くー
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