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奪い愛 1話
ピンポーンと家の呼び鈴が鳴る。扉を開けると5人の美少女達が立っていた
遥:〇〇おはよう!
さ:おはよう!
和:おはようございます!
美:おはよう〜
祐:おっはー
![](https://assets.st-note.com/img/1697184161793-PI7IZnwkdr.jpg?width=1200)
俺に声をかけてきたこの5人は全員俺のことが好きな女子たちだ。同級生の賀喜と遠藤・1学年上の先輩、山下先輩と与田先輩に1学年下の後輩、井上だ。この5人は毎日俺と登校したいらしく毎日家にやってくるのだが…
さ:今日はさくと帰ろ?
遥:あ!ずるい!私と帰ろ?
美:何言ってんの?〇〇は私と帰るんだよ?
祐:違うよ!〇〇はゆうきと帰るんだもん!
和:違います!私です!
登校中にも関わらず既に放課後の話をする5人を無視して〇〇は彼女の璃果を見つけ、挨拶する
〇〇:おはよう…璃果
璃:おはよう…またあの5人と登校なんだ
〇〇:うん…毎回きて行かざるを得ない…
璃:まぁ…頑張って?話聞いてあげるから
〇〇:ありがとう…璃果
璃果と仲良く話している〇〇を発見した5人は物陰に隠れて様子を見ていた
さ:むぅっ…
遥:璃果ちゃんズルい…!
和:私の〇〇先輩なのに…
祐:ゆうきの方が璃果ちゃんより胸大きいんだけどなぁ…
美:私の方がオシャレで愛嬌あるのに…
電柱からおぞましいオーラを発しながら〇〇を見つめる5人に周囲の学生は恐怖を覚えた
ー学校ー
〇〇:璃果、悪いんだけどノート見せてくれ
璃:また課題忘れたの?
〇〇:そ…そんな事ないぜ
璃:誤魔化すの下手だよ…笑
〇〇:すまん…笑
璃:見せてあげる代わりに私とデートしてよ
璃果のその言葉にクラスメイトの視線が一斉にこちらに突き刺さる。その中には遠藤と賀喜の姿もある。
〇〇:(遠藤と賀喜からの視線が痛い…)
璃:どうしたの〇〇くん?
〇〇:い、いや…何でもない
璃果:じゃあ決まり!日曜日に駅前で!
![](https://assets.st-note.com/img/1697186149039-r6A5kdLAdJ.jpg?width=1200)
〇〇:璃果は可愛いなぁ…
遥:何ニヤニヤしてんの!
さ:〇〇君には私がいるでしょ?
〇〇:いや…知らねぇよ
遥:璃果ちゃんと対応が違いすぎる…!
〇〇:賀喜と遠藤、頼むから邪魔すんなよ?璃果とのデートを
遥:むぅ…!
さ:デレデレしちゃって…!
頬を膨らませる2人を後目に〇〇は席に着き、璃果にノートを見せてもらっていた
〇〇:ありがとう…璃果
璃:いいえ〜
2人のやりとりをマジマジと眺めながら賀喜と遠藤は頬を膨らませていた
ーその頃、1年生の教室ー
和:えっ!〇〇先輩が私以外とデート!?
咲:声でかいって…
茉:デートの相手は璃果さんらしいで〜
空:これは新たなライバル出現だね〜♡
彩:諦めたら?〇〇先輩は璃果さんに夢中じゃん
和:諦めないもん!
ー時を同じく3年生の教室ー
美:何!?〇〇がデートって!?
祐:うん!賀喜ちゃんがLINEでそう言ってた!
美:〇〇〜〜!私が居ながら!
祐:ゆうきが居るのに何で璃果ちゃんと!
波:アンタらのじゃないでしょうが…笑
史:すごい執着心だね…笑
蓮:こういう時だけ団結するんだね笑
〇〇がデートする事を知った5人は日曜日にみんなで尾行することにしたのだった…
𝑭𝒊𝒏.
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