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お守りは絆創膏 第7話

ある日の放課後…〇〇と帰っていた咲月は〇〇に休みの予定を聞いていた

〇〇:休みか…特にやる事ないな

咲月:なら〇〇の家に遊びに行ってもいい?

〇〇:俺ん家?

咲月:うん!〇〇が家に来た事はあったけどさ、私が〇〇の家に行ったことないな〜って思って

〇〇:妹いるけどそれでもいいなら来いよ

咲月:全然気にしないから大丈夫!

〇〇:んじゃ決まりだな

ー休日ー

ピンポーン

ガチャ

〇〇:待ってたぜ、咲月

咲月:う…うん

〇〇:どうしたんだよ笑

咲月:何か緊張しちゃって…笑

〇〇:いつも通りでいてくれれば良いからよ

咲月:うん

玄関先で緊張する咲月を落ち着かせてから家に入る

咲月:おじゃまします!

〇〇:何もねぇけどな笑

咲月が来てからしばらく咲月とリビングで談笑していると〇〇の妹、彩が帰ってきた

彩:お兄ちゃんただいま!…隣の女の子は誰?

〇〇:おかえり彩。この子は彼女の咲月だ

咲月:はじめまして、菅原咲月です!

彩:小川彩って言います!お兄ちゃんと付き合ってくれてありがとございます!

咲月:こちらこそ!

初対面ながらウマが合うのかすっかり仲良くなった咲月と彩は〇〇の事で盛り上がっていた

彩:咲月さんはお兄ちゃんのどこが好きですか?

咲月:優しい所でしょ?背が高くてカッコイイ所でしょ?私が落ち込んでると励ましてくれる所とか…いっぱいあり過ぎる!

彩:さすが彼女さん!お兄ちゃんの良いとこいっぱい見てますね〜!

〇〇:恥ずいから止めてくれ…

咲月:えぇ〜せっかく妹ちゃんと〇〇の話出来てるのに〜

彩:そーだそーだ!

〇〇:この話はまた今度な

彩:はぁい…

少し残念そうする彩をリビングに残し、〇〇は咲月を自分の部屋に招き入れた

〇〇:悪いな、散らかってて

咲月:気にしないから大丈夫!

そう言って壁際に座った咲月の隣に〇〇も腰を下ろすと咲月が体をくっ付けてきた

咲月:〇〇…好きだよ

〇〇:どうしたんだよ急に笑

咲月:好きが溢れてるの!だからさ私の事…好きって言って?

〇〇:咲月…好きだ

咲月:んふふ///

顔を真っ赤にしてバタバタしながら照れる咲月

〇〇:これからもずっと一緒に居たいな

咲月:うん!私もずっと〇〇の彼女で居たいよ!

〇〇:咲月…

咲月を抱き寄せキスをする

咲月:〇〇からキスなんて珍しいね///

〇〇:まぁ…たまにはな///

咲月:〇〇にキスされるの好きだからたまにでいいから〇〇から私にキスしてよね?

〇〇:気が向いたらな…///

咲月:待ってるからね?キスしてくれなかったら怒るんだから!

可愛らしく眉をひそめて頬を膨らませる咲月

〇〇:恥ずいからデートの時だけな?

咲月:うん!その代わりいっぱいキスしてよね!

〇〇:善処する…笑

顔を赤くしながらスマホを見ていると咲月が肩に頭を乗せてきた

〇〇:どうした?

咲月:私、ずっと思ってるんだ。私の最初の彼氏が〇〇で良かったって。優しくてカッコよくて気遣いも出来るし、私がドジしても笑ってくれて…〇〇と出会えて良かったし、付き合って幸せだなって思うの

〇〇:俺もずっと思ってる…いつも元気で明るくて常に笑顔な所やしっかり者だけど少しドジな所や意外と不器用だったり…付き合う前じゃ見れなかった咲月の意外な一面が見れるのは彼氏の特権だってな

咲月:もう…それじゃ褒めてるのかイジってるのか分かんないじゃん笑

そう言いながらムッとした顔をしながらもどこか嬉しそうな笑みを浮かべた咲月

咲月:でも…〇〇のそういう所が大好き!

〇〇:そうか笑

2人がいい雰囲気になっていると部屋のドアをノックする音がした為、2人は我に返った

彩:お兄ちゃん〜?咲月さんとイチャイチャするのも良いけどさ、遅くなるからそろそろってお母さんが

〇〇:あぁ…そうだな

咲月:あのね…今日泊まるんだ

〇〇:聞いてないぞ!?

咲月:私家事とかやった事なくて危ないなって思ったから〇〇の家にお世話になろうかなって…急で申し訳ないけど

〇〇:大丈夫だろ、4人が5人になるだけだし

彩:うん!あやも賛成〜!

咲月:2人ともありがと!

こうして咲月は〇〇の家に泊まることになるのだが…お泊まりの様子はまた次回

𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹

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