こんにちは。
本日は代位弁済に関する過去問の解説をしていきます。
「代位弁済ってなんだっけ?」と感じた方は、先にこちらの解説動画をご覧ください。
代位弁済とは何かについて簡単に説明しております。
問題
では、本題に入ります。
本日の過去問はこちらです。
さあ、〇か✖かどちらでしょうか。
解説編
答えは、〇です。
「そもそも問いの意味がわからない。」と感じた方や「✖だ」と思った方のみ読み進めてみてください。
判例の解説をしていきましょう。
保証人が債権者を満足させると、保証人は債務者に対し求償権を取得します。
また、弁済による代位の効果として、原債権(債権者が債務者に有していた貸金債権)も取得します。
そのため、保証人は、債務者に対し、求償権と貸金債権(原債権)という2つの金銭債権(説明の便宜のために、ざっくり書いています。)を有していることになります。
保証人から債権者に一部弁済があったときは、どちらの債権の弁済だと考えたらいいのか?
前記判例の考えによると、
それぞれの債権に充当があったと考えることになります。
充当の条文
前記判例の中に、「弁済の充当に関する民法の規定」という言葉があったので、ついでに充当の規定をみていきましょう。
芋ずる式に知識を確認していくことで、より理解が深まります。
本日は、以上です。
お疲れさまでした。