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2021の夏の顛末

投稿しようと思ってたのに忘れていたテキスト。

2021夏の顛末。
8月後半から9月頭にかけて、そして9月半ばから末まで体調不良でずっと寝込む日々が続いた。
まず8月半ば。
どうも調子が悪いと思って測ってみたら39℃超。
熱が辛くてふらついて何もできない。食欲ゼロ。喉が痛くて何も飲み込めない。これは…限りなくコロナ陽性か。しかし検査に行こうにも身体が動かない。公共交通機関もタクシーも使わずに病院に行くなんて無理。
最初の発熱の確認から1週間、ようやく病院へ。発熱外来なので他の患者さんと合わないタイミングとルートで検査へ。果たして…陰性。しかし、今(11月1日現在)思ってもあれはコロナ陽性だったに違いない。
レントゲンも撮って、その時は限りなくコロナに近いが肺炎…と診断。
しかし、同時に問題は。
病院でPCR検査をした翌々日、声が全く出なくなるという事態になり、内科ドクの立ち合いのもと、耳鼻咽喉科でスコープを入れるなどして調べていただいた。
…声帯に金属片が刺さったような傷がついていることが判明。「何でも飲み込んじゃダメですよ…。けっこうな傷でそこから炎症、その発熱も大きいですね」とのこと。
とにかく55年の人生で声を枯らしたことが一度もなかったので、軽いパニック…と言って慌てるタイプのものではなく絶望的な気持ちで塞ぐ塞ぐ塞ぐ…。2週間以上声を出さずに補水液と水ゼリーをちびちびとのどに溜めながら飲むことをし続ける。

そして、唾液を飲み込むのにも感じていた痛みが薄れて、さらに数日後からリハビリ。
呼吸音を立てる、ハミングをする、など次第に「呼気を声にする」練習。
耳鼻咽喉科でするボイトレという体験は新鮮で、改めて勉強になった…というのが唯一の収穫。

あれから既に2ヶ月半。
今は復調して、声も日常生活で困らないようには出るようになっている。音域・音質・音量はそれぞれ完調ではないため、引き続きレッスンを。

高熱で、夜も昼もわからなくなっていた日。声を出せないままラジオを聴いていた明け方。あの絶望の気配。世の中から完全に零れ落ちた気分。忘れられない。

そうそう、夏以来いよいよテレビを見なくなってしまった。

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