都会の道

ふだん「ザ・郊外」か「山間」などしか運転しないため、都会で運転するとなるとかなり緊張する。ナビに全面的に頼り、間違ってもそのうちにはたどり着けるだろうという気持ちでなんとか運転しているが、それにしても右折専用レーンがまさかの2車線あるとか、もう絶対に知らないと無理じゃない?とドギマギしながら恐る恐る運転している。

こんなことを大勢の人が普通にやってのけているなんて信じられない。

そんなことを考えているとすぐ前でに初心者マークと高齢者ドライバーのマークの両方ともが貼ってある軽トラが4車線の左端の路線から右端の路線まで路線変更をした。彼は何者なのか?その初心者マークは嘘なのか?高齢者マークは「だから道をゆずるように」という免罪符なのか???

郊外の道というのはよっぽどの事情が無い限りとてもわかりやすく作られていて、右折なら右折だし、左折なら左折ですむけれど、都会の道は古い道を活かしてかつ、一方を幹線道路化太くしたりしているので、どこかが欠けた米印のような交差点や、ナビは「右斜めに」などといってるけどどう見ても「右斜め」なんて道はない(おそらくなれている人には分かる)道が存在していたり、「後方に左折」みたいな「どういうこと!?」となる道があったり、ただの道路がワンダーランドだ。立体交差など入るとさらに3Dで複雑化して手に負えない。

脳機能だか、性格的にだか詳しくは分からないけれど、特に刺激を好む性質の人がいて、危険なスポーツを好んでしたり、未開の地に分け入ったり、危ない異性に手を出したりしているようだけど、都会での運転で私にとってはかなり刺激欲求が充足する。

運転が得意には取るに足らないことだろうけど、なれない土地の運転はチャレンジだ。

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