いま行きたい場所（じぶん綴り方）

キャンドルジュン

「こんにちは！」
あなたはそう挨拶をした
気付かれないように
わたしだけにそっと…。

この本に
出会ったのは
主人の買い物に
付き合って入った
アクセサリー店
何年も前のこと


「お待ちください」


その一言とともに
ソファーに掛けた
ときのこと


向かい合う机の下に
そっと
佇んで
わたしの気を引いた


…


この本がきっかけとなり
わたしは
「自分と向き合っている」
という事実を知った

「自分と向き合うこと」
を意識できるようになり
取り組むことを「する」
ようになった



「キャンドルジュン」
という人のすべてが
ここにある



作るキャンドルに
どんな思いが込められているのか
それら
すべてがわかる本


手に取りたくて
キャンドルに
会いに行きたくて
会いに行った


「代々木上原」の駅から
迷いながら


いつもわたしたちは
迷うけれど
迷いながらたどり着くのが
楽しくて


「まるで人生みたいだね」って
言い合いながら
たどり着き
わたしたちは
キャンドルと出会った


たくさんある
キャンドルの中から
一つづつ選び
「また来ようね」と
その先の自分たちへの
思いとともに
祈りを込めた

あのときの思いを忘れてないかしら？
「あなただけの祈り」を
わたしたちは知ってるわ❤️

いまは玄関に
置いてある

祈りを忘れないように


いつも
祈ることが
できるように

無宗教の
わたしたち


でもね
祈りはいつも近くにあり
いつも一緒にあるもの
なのではないか
と
わたしは思う




いまこの時だからこそ
もう一度
手にとって
「会いたい」



「会いに行きたい」
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