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「どうすれば上手くなりますか?」の質問が1番困る話

こんにちは、あべはるです。

今回は「多くの人がやってしまう良くない質問」について解説していきます。


これを書いている僕は、FORTNITE→APEX→VALORANTとトータル6年ほどプレイしていて、大半をエイム向上に注力してきました。kovaaksなどのエイム練習ソフトも400時間弱プレイしているエイムオタクです。



さっそく本題ですが、みなさんこんな質問したことありませんか?

「どうすればランクが上がりますか?」
「どうすればエイムが良くなりますか?」

こんな感じで、自分より上手い人に「どうすれば〇〇が上手くなりますか?」系の質問をしてアドバイスを求めること、あると思います。


いきなりですみません。この手の質問、抽象的すぎて答えるのが難しいんですよね。

別に答えられるんですよ。ですが質問が抽象的だと、お互いが納得するアドバイスが成立しない恐れがあるんです。


上記のアドバイスを難しくしてしまう理由にもいろいろあって、大体この3つが原因かなと思います。

①:短い言葉で答えるのが難しい
②:質問者の理想像、ゴールがわからない
③:質問者によって求めている言葉が異なる

この3つの原因について、順に解説していきます。



■ アドバイスを難しくしてしまう理由


①:短い言葉で答えるのが難しい


プロや高ランカーのような上級者が、何千時間、何百通り、何万回の試行錯誤を経て身につけた技術やたどり着いた結論をたった数分で、たった一言二言で全てを教えるのはムリゲーです。


僕の場合、Fortnite→APEX→VALORANTとプレイしてきた中で、エイムを中心に物事が上達していくためのノウハウ、経験を培ってきました。(全然上級者には遠く及ばないけど)

そのノウハウや経験をたった数分で、たった一言二言で、質問してくれた人の悩みを解決できる答えを言えるほどの語彙力というか、要約力?はありません。

いや、「VALORANTに全てを懸けてます」っていう人生フルBET系人には、事細かにしっかりアドバイスすると思いますが、大体の人はそうじゃないですよね。とりあえず「とにかく練習することかな」とその場しのぎするかも😅



②:質問者の理想像、ゴールがわからない


「こういうプレイができるようになりたい」
「〇〇のランクまで行きたい」

というような具体的な目標が、アドバイスを求める相手に伝わらないと、的外れなアドバイスを貰ってしまう恐れがあります。

例えば「Demon1みたいなチルエイムをしたい」と思っているのに、その理想が相手に伝わらず「感度をバキバキに上げて、力を込めてフリックするといいよ」とエイムのアドバイスされても的外れですよね。


ちょっと上記の例は極端すぎましたが、同じゴールド帯の人でも、とりあえずプラチナに上がりたい人と、レディアントを本気で目指している人では「どうすれば上手くなりますか?」への回答は変ってしまう。こんなイメージです。



③:質問者によって求めている言葉が異なる


人によって、質問のタイプが2つに分かれると思っています。

1つ目が開拓をしたいタイプの人。

「自分では気付けない改善点を見つけたい」
「アドバイスは全て真摯に受け止めます」

という知識を素直に吸収、開拓するために質問するタイプ。


2つ目が安心が欲しいタイプの人。

「自分の中にある答えを肯定してほしい」
「このプレーどうですか?(褒められたい)」

というように、アドバイスを求めてはいるけど、かけてほしい言葉が決まっていて、それを待ってるタイプ。


こんな感じで2つのタイプに分かれると思います。

で、アドバイスが難しくなるのは2つ目の安心が欲しいタイプの人がいるからなんです。


自分の中でファントムが使いたいとすでに決めているのに「ヴァンダルの方が良いんですか?」「ファントムって弱いんですか?」と聞いたり、「これ上手いって褒められたいだけじゃね?」と感じるコーチング動画を送ったり。


アドバイスされる側の人が望んでいる答えを言う優しさを優先すると、建設的な回答ができずに、その人の成長を妨げてしまう可能性もある。

かといって、火の玉ストレートのようなアドバイスをしても、アドバイスされる側の人がそれを受け止める準備をしていないと、傷つけたり、ムッとされてしまうので難しいんですよね。



■ なぜ、抽象的な質問になるのか


ではなぜ、抽象的な質問になってしまうのか。

結論、圧倒的な経験/知識不足だから。さっそく火の玉ストレートですみません。


質問の幅は、経験や知識から得た学びに比例して広がっていきます。つまり、あなたが自分の足で進んだ世界の範囲内の質問しかできない。

これはアドバイスを貰ったときも同じ。あなたが足を踏み入れていない、範囲外のアドバイスをされても内容を理解できない。理解できる言葉や内容の幅が狭いから。

だから、アドバイスをもらっても悩みが解決しないし、アドバイスをする側とされる側で食い違いが発生するんです。


「いや、アドバイスを聞いて最短で上手くなったほうがいいだろ」という方もいると思います。

もちろんアドバイスを聞くことはめちゃくちゃ良いことです。向上心◎


だけど、たくさんのトライ&エラーで得た気づきや教訓の方が重要。他人からのアドバイスだけだと上達にも限界があるんですよね。


まわりにこういう人いませんか?最短で上達するためのノウハウを探し求めて色んな動画や配信を彷徨うVALORANTゾンビみたいな人。知識ばかりで頭でっかちになっているVALORANT博士。

こうならない為にも、アドバイスを聞く前に試行錯誤してみて、自分なりに仮説を立ててみる。そうすれば自ずと具体的な相手にとって答えやすい質問になるので、良いアドバイスも貰いやすくなる。


ある程度の知識を得て、やるべきことがわかったら実際にプレイしてみましょう。

その知識が合っているかを確認するために、さらにアドバイスを求めるのではなく、「まずやってみるか」の精神が大事。遠回りだと思うことが1番の近道です。

ぜひ一緒に頑張りましょう。それではまた!



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