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5.Between Stars&Moons〜6.Once in a Red Moon(4th Aug.2020)

みなさまこんばんは。オヤスミナサイもしくはおはようございます。

山梨は夜中の1:00を回った頃、8月の満月が顔を出しました。月光冠がハッキリと見えています。「月光冠」とは満月の周りに光の輪、さらにその輪が虹色に光っている現象で幸せの前兆。

先日土曜の配信ライブのことは次回にでも書きますね。見てくれたみなさまに感謝申し上げます。

さて今夜は「At the Next Corner」の全曲解説を進めてみます。5曲目の「Between Stars&Moons」そして6曲目「Once in a Red Moon」。

「Between Stars&Moons」も実はかなり初期からあるインタールード。ここまで正式収録のためのアレンジを待っていた曲。Dsのみから静かに始まり、一つずつレイヤーのようにサウンドが重なっていき、元々8拍子で始まったリズムは、いつの間にか7→6→5拍子まで減りながらもエネルギーを生み、世界が構築されて行く。「地球の始まり」をイメージした曲なんです。

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タイトルの言葉の違和感を読みとってくれた方もいるかも。通常「Moon」は複数形にならない。むしろ定冠詞がついて「The Moon」。英語を習う1番初めに先生から「太陽や月は一つしかないので"a"ではなく"the"ですよ、みなさん覚えましょう。」

でもこれって僕らの狭い常識内の話。この広くて未知の宇宙に太陽系と同じようなシステムの惑星系が一つもない、と考える方が不自然だと思いませんか。太陽も月もそれぞれの惑星系には一つずつだったとしても、そんな惑星系がいくつもあってもおかしくない。という僕の空想。「Between Stars&Moons」つまり「星たちと月たちの間に」これはそれぞれの惑星系で地球(のような星)が生まれるそれぞれの瞬間の物語。

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その「Between Stars&Moons」が終わると「Once in a Red Moon」が聴こえてくる。この曲はタイトルからピンと来た方いますか?

実は tsukuyomi の1st Album「honeymooner」収録の「赤い月と同じ夜」の姉妹曲。「赤い月と同じ夜」が歌詞とボイス入りで、今回の「Once in a Red Moon」インスト版。

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コード進行はほぼそのまま、キーとリズム、そしてメロディーを大幅にアレンジ。聴き比べると面白いかも。

こちらのタイトル「Once in a Red Moon」は深い意味のない言葉遊び。そんな慣用句は存在しません。「Once in a Blue Moon」が「めったにないこと」という意味なので、それをRedに変えてさらにめったにないこと、をイメージした言葉遊びです。サックスとバイオリンのメロディーの絡みに、そんな不思議な夜の美しさと妖しさを持たせたつもりです。

基本的には5拍子ところどころ6拍子。'60-'70のスピリチュアルなブラックジャズへの tsukuyomi 風オマージュ。サックス吹きは皆この時代に憧れを抱きます。

力巨くんの枯れたアルペジオと只熊くんの色気あるブラッシングも曲の雰囲気を決定付けてるね。

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そんな2曲を今回の配信ライブでは1,2曲目に持ってきました。いかがでしたか?

さて次回は配信ライブのことをじっくりと書こうかと。

それでは今宵はこの辺で。

オヤスミナサイ。宵い夢を。

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