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メン弱vs.デイリーワンオラクル

私「明日もきっといい日になるよね、ハム太郎!」
ハム太郎「塔(正位置)なのだ」
私「」

決断や考え事の助けになるようにタロットを始めました。タロットに熟達するためにはとにかく占いまくることが肝要だといいます。それはタロットでなくともそうでしょう。なにかしらの技能を身につけたいのであればとにかく数をこなすこと。間違いありません。人類愚かにて経験から学ぶので。一枚引きをして結果を確認するのがお手軽でよいとは様々な教本やWebページで見られますよね。

ここで問題がひとつ。私を含めたとにかく後ろ向きに考える癖のある人、いちどネガティヴスイッチが入るとブラジルへ向かって最速落下を始めてしまうような人はカードをきっかけにわるい妄想を膨らませるのが得意すぎるのです。

なにかを予測して当てに行く訓練として引くならば結果がどうあれ結果でしかありません。ただ、私は当てたくて引くのではないのです。思考のために引くのです。「明日はどんな日になるかな、ハム太郎?」「星(逆位置)なのだ」「……」ヘビーなカードは想像の翼をアカン方へ無限に広げさせてくれます。これでは健康によくない。

おそらく健全な思考は、一筋縄ではいかなそうなカードが出たとしても「ではどうやって過ごそうか?」と考えることです。でも私のような人間にかかれば「はいはいはいなにやっても裏目に出る! 終了! 解散!」の理屈を無限に生み出そうとします。これでは健やかに生きられません。心身とも健やかにてある日突然コロリといきたいですよね。であればより未来へ希望を持ちうるやりかたに変えなければなりませんね。生きるために。

すべてわんちゃんの絵柄のタロットについて考えるとき、ソードの10どうするか問題があります

はい、二枚引けばよいのです。あるものごとがどうなるかを一枚目で確認し、どうすればよりよくなるかを二枚目で確認する。わるい結果はましになり、よい結果はよりよい結果になる。そうなる余地を最初から与えてやればよいのです。

私の場合は毎日「どんな1日になる?」「もっと良くするには?」の二枚を引いています。どんな日であれ少しでもよく過ごすやり方はあるのだという前提で考えるようにする。これがけっこう自分に合っていて、行動次第で状況は変えられるのだという考え方が徐々に自分に刷り込まれているように思います。

実は過去にデイリーワンオラクルに挫折しています。それというのも知らずに買ったデッキにでっかいアゲハ蝶(私はこの虫がすっごい苦手)の絵柄があって手が伸びにくかったのと、イマイチな結果が出た時にものすごくテンションが下がって楽しく続けられなかったのです。義務でないことは楽しくなければなかなか続かないものですよね。いまは使用しているデッキもゆるい絵柄(グミベアタロットです)で適度に力を抜かせてくれるし、「どんな結果であれもっと良くする」という気持ちが心に小さな火を灯してくれます。

多少の上下こそあれ、私の未来はもっと良くすることができる。そういう気持ちで日々を過ごしたいものですね。

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