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新作アニメ『ヴァルアルミュリエ』トレーラームービー公開!

6/10の0:00よりニコニコ動画で放映されるスチーム&サイバーパンクアニメ『ヴァルアルミュリエ』の30秒トレーラームービーが配信されております。

プロローグのアニメverも公開されました!

MMDで作ったプロローグアニメです。

平和な街が戦禍に巻き込まれる

平和な街で地道に製造業に勤めていたセイカ
買い出しから戻るとそこには……
銃声鳴り響く、見慣れていたけど見慣れない自分の街
なんとか難を逃れたセイカは、平和を求めて戦うことを決意する――

生き残った少ない仲間たちとともに

決して大きくはない街、ほとんどが顔見知りであるだけに、凄惨な状況を飲み込むことは決して容易ではなかった。
しかし、生き残った僅かな仲間たちとともに、こうなってしまった原因を探り、再び平和な街に生きていくために、苦しくも前に進んでいくのだった…。

不本意にも戦わざるを得ない状況に

平和を愛する少女セイカは戦うことをしたくなかった。
ところが一歩街を出れば、治安なんてあるはずもなく……
賊や魔物に襲われながらも、仲間たちとともに近くの街へと向かう。
セイカの属する国は、他国と戦争状態にありこれが収まらない限り争いが無くならない。
セイカは戦うことを忌み、嫌うが、対話のみで解決することができず、やむを得ず戦うことを選択した。
これが平和をもたらすのだと、自分に言い聞かせながら…

実は戦争に加担していた自分

歩みを進めるにつれて、世界の状況の理解も進んできた。
そこで判明したのは、『自分も戦争に加担していたこと』
平和な街で作っていた『モノ』
自動車や建築物の一部になるものだと、てっきり思っていたが、実際は『武器』の一部として使用されているものだった。
知らず知らずのうちに戦争で使用する武器の製造に関わっていたのだった。
セイカのいた平和な街が襲われたのは、武器の供給を断つための、敵国の戦略だったのだ。
セイカは自分が戦争に加担していたこと、人命を奪う手助けをしてしまっていたのではないかということ、無差別に街を襲われたわけではないこと、様々な真実を目の前に突きつけられた。
これらは、セイカの生来の明るい性格を、暗く変えてしまうには十分すぎるほどだった。

仕組まれた戦争

しかし、一度動き出した歯車は、すぐには止まってくれなかった。
周囲に巻き込まれながら、セイカはどんどん争いの渦中へと沈み込んでいった。
そんななかで、実はこの戦争が仕組まれていたかもしれない可能性に気づいてしまう。
自分たちの国と、敵国と、旅をする中で出会ってきた人たちは、その多くが戦争を嫌い平和を望んでいた。
それなのに終わらない戦争。
国の上層部だけのいがみ合いなのか。
市民はそれに巻き込まれているだけなのか。
悲しみに暮れるセイカは、自分自身の奥からふつふつと怒りがわいてくるのを感じていた。
そして出会った国の中枢に身を置く人間。
どうやら洗脳されている様子。
洗脳の元に戦争の元凶があると、確信めいたひらめきがセイカの脳を支配したのだった。

第三の国の存在

セイカは自分の国と、戦争しているもう一つの国、この二つしか知らなかった(そもそも自分の国が戦争の渦中にあることすら知らなかった)が、実はほかにももう一つ国があることが分かった。
それこそが洗脳の元凶だった。
内部から他国を支配し、争わせ、体力を奪い、自らは高みの見物をしながら搾取を行う。
自らの存在を隠すことで、その地位をより盤石なものにしていた。
この国は、蒸気機関がメインであるセイカたちの国とは違い、2歩も3歩も先に進んだ文明を持っていた。
他国が同じような技術を持たないよう、適度に戦争で疲弊させていたのだった。

平和をもたらすには……

セイカは世界に平和をもたらしたいだけ。
第三の国を亡ぼせば自体は解決する?
否、新しい争いを生むだけだ。
では、平和を得るにはどうすれば……
セイカには皆目見当がつかなかった。

遠いユナイテッド

この3つの国が一つになることはできないのか…
セイカは頭を悩ませた。
実はセイカの国とその敵国、この2つの国は、第三の国から出てきた人たちの手で作られたものだった。
進む文明に違和感を覚え、自然と共に生き、人間らしい生活をしようと考えた第三の国の一部の人間が、それぞれ集まり2つの国となったのだった。
現状技術が劣っているとはいえ、もとはと言えば同じ国の人間が作った国。
第三の国はこの2つの国が大きな力をつけ、自分たちに攻め入ることを恐れたのだった。
それがこの戦争の大きな要因の一つであるが、そこにたどり着くにはまだもう少し時間が必要なようだ…。
出自の同じ人間同士、多様性を認め、お互いを気遣い、愛し合いながら生きていく。
この単純なことが、どうしても我々人間はできない。
平和を愛する少女は平和を得ることができるのか……。


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