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食日記17:メシ写真、上から斜めから


SNSの普及によって日常のいろんなシーンで
写真撮ってる人を見ることが増えた昨今。

まぁ、その最前線で日々パシャってる者の一人なもんで
偉そうに何を言っとるんだか、ですが。

正確に言うとメシ屋では音が迷惑になると思い
無音モードなんで「パシャ」は言わさないです。

あとラテアートは撮ってないです、
念のため(笑)。


ところで
メシ写真には旨そうに見える一つの法則があるんだとか。

斜俯瞰(しゃふかん)

写真に詳しい人はご存じでしょうが
「斜め上から角度をつけて撮る」ことですね。

そうやって撮ると光の入り方がキレイだったり
料理の立体感なんかがよくわかる。
あと横長のフレームに収まりもいい、と。

百聞は一見にしかず。
こういうことです。


ぼくの写真フォルダから何枚か出してみましたが
ご覧の通りだいたいこれでメシ写真を撮ってます。

お店の照明の具合によって
右上からいくか左上からいくかを考えるんですが
気がつくと左上から撮ってることが多い。

あらためて見ると驚くほど左上から。

うーん、なんでだ? と
その理由を初めて考えてみた結果、
右手で箸を持って
メシに突入するときの目線がそうなのかな?

てのが一応の結論。

解明してはみたものの
「で?」としかなりませんでした(笑)。


そんなぼくですがたまに

真俯瞰(まふかん)

やってることがあります。


こっちは
「真上から被写体に対しカメラを平行にして撮る」
ってやつですな。

こういうやつ。

ご存じ松屋のプレミアム牛丼&生野菜&生たまご。

改変時、どこがプレミアムになったのかわからず
結果として今でもそれは謎のままですが
黒七味好きとしては嬉しい一品。

松屋ではサラダじゃなくて「生野菜」ってとこに
さりげない気合いを感じます。
実はけっこう鮮度に気をつかってるぞ、
みたいな。

しかし紅ショウガのせずに撮るとは一生の不覚……。


こんな真俯瞰も。

新宿アルタ裏の通りにひっそりと佇むとんかつ屋
「卯作」のランチ。

にぎやかしい場所にありながら
地味にいいカツを揚げ続ける隠れた人気店。
新宿駅と歌舞伎町の間にいることを忘れさせてくれ
静かに食事ができる貴重な一軒であります。

コスパ最強(これで800円ね)、
お店の人の感じがいい、
味噌汁とドレッシングが旨い、
などなど気にいりポイント山盛りのありがたい一軒。

3階まで階段で上がるのだけが辛い(笑)。

続いての真俯瞰はこれ。

上野の老舗カレー店にして
東京最強の辛ウマと呼ばれるデリーの「カシミールカレー」

真っ黒でサラサラのルーに複雑なスパイス、
ごろっと入ったジャガイモとチキン。
見た目は地味だが食ってみると
ベースのスープがとんでもなく旨い。
出汁と呼びたくなるようなスープの旨さのおかげで
とてつもなく辛いカレーながらスプーンが止まらない。

付け合せのタマネギのアチャールはキリリと辛く
キュウリ漬けは甘くてポリポリ。
そんなアクセントを楽しんでるうちに
なかなかの量のライスも含めてあっという間に完食。

個人的には
このカレーなくして東京に暮らす意味なし!
と断言してもいいくらい。
デリーが万が一潰れでもしようものなら
荷物まとめて故郷に帰ります(笑)。


カレーつながりでもういっちょ真俯瞰。

都内のいろんなとこにある人気カレー店
もうやんカレーのポークカレー

欧風カレーを独自に進化させたもうやんのカレーは
トロットロにとけ込んだ野菜のうま味がいいっすね。

見た目が麗しいとこが好きです。


最後の真俯瞰はこれ。

どこにでもあるようで
いざ探すとなかなかこういうのはないんだよね、
という定食を真面目に作ってるお店、さくら@千石。

いわゆる定食屋さんのメニューを網羅しつつ
サイドメニューの充実度も嬉しい。
この日は明太子を追加。

そして見ればわかる作り置きじゃない味噌汁。
青菜の色や汁の具合だけでもテンション激上げ。

地元民に愛されるお店ってのは
やっぱこうじゃないと。
ものすごく簡単に言うと「実力派」。


今日のまとめ。

ふだん斜俯瞰派のぼくが真俯瞰をやるのは

・カレー(見た目がわかりやすい)
・切り口と表面を両方見たいとき(カツは一部上に向ける)
・定食(画角に対しての収まりの良さ)

あたりを食うときのようです。


最終的にやっぱり
「で?」ってなりました。
途中からわかってたんだけどね(笑)。

でもメシ写真はやっぱ楽しい♪
ってのが伝わればいいか。


それではまた食日記でお会いしましょう~。




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