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食日記03:大塚のモンゴリアン極上チャーシューメンはシメまで最強!

旨いらーめん屋のウワサを聞くと

どうにもじっとしてらんない質でして。

百花繚乱のらーめんブームのなか、

いささか華やかさには欠けるものの、

多くのマニアがブクマしてるというお店のウワサを聞きつけ……。


というわけで山手線沿線でもほぼ未踏の地、大塚駅へ。


渋谷~新宿~池袋と繁華街を走ってきた山手線が

若干はしゃぎ疲れて溜息の一つもついてやろうか、

「おぉ、つかれた……」

という立地の大塚(なに書いてんだか・笑)。

街自体も、都内各所へのアクセスも

かなり便利なんだけどなんかうらぶれてるというか。

ま、そんな地味な印象の駅、大塚。

でも実は……

前述の3駅に出店したいんだけどまずは腕試し、

みたいな意味合いでオープンする

旨い(旨くなりそうな)らーめん屋も

最近は多いんだそう。

あとホープ軒や大勝軒なんかもあるしね。

なかなかの激戦区みたいです。

長くなりましたが今回のお店は

ある意味非常に大塚らしい(!?)シブ系のお店。


ネーミングからして

しゃれおつタウンへの進出ですか?

いえいえ、滅相もございません的な(笑)。

その名もあくまで控えめな

「北大塚ラーメン」。

さてこちらのお店、どんなクチコミを見ても

「チャーシューメンを食え!」

と書かれているので目的はそれ一択。

しかし目指すチャーシューメンは

1日50食限定とのこと。


行きましたよ、開店の11時ちょい前。

早くも6~7人が並ぶ状態。

とりあえずチャーシューメンの権利は確保。

ウワサの店だけど場所が場所だけに

そこまで大行列! ってほどではないらしいが

13時を待たずしてチャーシューメン売り切れは当たり前とのこと。

まずは一安心。


1回転目に入店でき、食券を購入。

カウンターの中をのぞいて見ると

スタッフは穏やかそうなご夫婦と息子さんらしき3名のみ。

こぢんまりした厨房につき1ロット4杯。

てなわけで2ロット目。

やっぱ早く来てよかった。

お目当てのチャーシューメン到着。

長い長い前フリにおつき合いいただきありがとうございます。

そしてお待たせしましたっ!

どーん!!!


写真をご覧いただければおわかりかと思いますが

丼を埋め尽くすバラチャーシュー!

これがもうウワサ通りの旨さ。

厚めに切られたチャーシューは

固くもなくとろけるわけでもなく

いい具合にホロッホロ。

赤身のうま味と脂の甘味が完璧としか……(落涙)。


そのチャーシューの漬けダレがメインの味付けと思われる

醤油全開の直球スープ

やや香ばしく、ショウガの風味も感じられつつ、

豚の脂や香味野菜のおかげでカドのとれた

まろやかな醤油味は麺が止まらなくなること必至。

スープのベースが豚骨なのか魚介なのか、

とかどうでもよくなるうまい醤油味が

圧倒的に勝ってるんですね。

麺はそんなに特徴のない中太くらいで

やや粉感のあるタイプ

もうここはスープとチャーシューをうまく食わせるための

脇役と割り切ってもいいくらい。


で。

常連さんはこの後エグい食い方をするというので

もちろんマネさせていただきました。

たっぷりのチャーシューをサービスのライスにのせ、

卓上のニンニクを少々。

そこへスープをかけてどんぶりにしてしまおう、

というご無体なシメのメシ。

キレイに作れなかったんで写真はなし(笑)。

豚の脂と香ばしい醤油ダレ&スープが

白いメシに合わないわけがないじゃないですか、

ねぇ?


もうただただ鼻息をフガフガさせながら

麺もメシもかっ込んじゃいました。


聞くところによればこのお店、

モンゴル出身のご一家が堅実に営んでおられるとのこと。

狂ったような大行列とかにならず

今のまんまで長く続けていただきたいと

心から思った次第です。


え、チャーシューメンのお値段?

なんとライスもついて800円っ。

写真は「並」ですが盛りのいい「中」でも

お値段据え置き!!!

もうほんと素敵。

モンゴル一家に幸あれ、としか。


さて、またうまいものみつけたらnoteしよ。

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