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シニカリアリズム

私今幸せよ
前みたいに冗談めかさなくとも許されると思うもの
あの子の帰る家がなくなったとしても
端からなかったとしても
彼女も私も知らなかった、彼女は知っていた?
会う度抱きしめたって爪を塗ったって
気付きもしないのに戦わせてたのね
頼るべく人があちら側なんて反則じゃない
なんて私は幼いことを
私を泣くタイミングが同じ人と言ったわね
彼女は笑うタイミングだと
2年前首を絞めて泣いて世界を止めて
その頃笑ってるって信じてたのに
劣等感を抱く程幸せでと祈るまでもないと

あなたに泣けているかと訊いた私
もう思い出さないでほしい程
それでもねえ私、私、どうして泣けていたの
こすれば直ぐ乾くような 声を殺すまでもなく
泣き止んだ私達、どうすれば良いのですか

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