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また遊ぼう

昔、子供が2つから6つくらいまでの間、毎週土日は結構二人でいろんな所へ行きました。といっても有名な遊園地とかじゃないんです、多くは近所の公園です。
僕に似たのか歩くのが大好きで、それこそ何キロ歩いてもへこたれないんです。
毎回地図を眺めては、”よし、今日はこの公園に行こう!”なんてノリで二人で朝も早くから出かけました。
訪れる公園にはだいたいブランコはあるんですよね。でもシーソーは滅多になかった。もうシーソーがあるだけで子供は大感激です!よく”あのシーソー公園行こう”、と子供が言ってました。でもブランコにしろシーソーにしろ子供はなかなか降りてくれないw  本当に永遠に続くんじゃないかといつも恐れてましたよ。。。

ということで、この歌はようやく”降りて”くれた時に、感謝のあまり、まるで子供が天使に見えたことを題材に書いた詩です。


また遊ぼう                      
                          いつも日が暮れるまで公園にいた
ブランコを漕ぐ君は 降りようとしない
もうお腹が空いたでしょう?
お腹と背中がくっ付いたでしょう?

もっと背中を押してと 君はリクエスト
どこまでも続く ブランコループ
今日はカレーライスだよ
君が大好きなカレーだよ

ほら君の可愛い鼻がピクリと動いた
ゆっくりと君は、ブレーキをかけはじめる

そして、ようやく君は地上に降りる
翼畳んでこどもに戻る
さあ帰ろう
 手をつないで
また遊ぼう また遊ぼう


君が名付けたシーソー公園
ガタンゴトンと君は跳ね続ける
もうお尻がいたいでしょう?
お尻と地面がくっついちゃうでしょう?

もっとジャンプしてと君はリクエスト
いつまでも続く 無限スクワット
今日はおうちで花火だよ
君が大好きなコンビニ花火

ほら君のかわいい瞳がキラリと光った
ゆっくりと君はブレーキをかけはじめる

そして、ようやく君は地上に降りる
翼畳んで こどもに戻る
さあ帰ろう 手をつないで
また遊ぼう また遊ぼう


月を近くで見たいから、抱っこと君が言う
特等席の君の 瞳には満月
おいしそうなお月様だね
ちょっとかじってみたいね

大きくなったら、忍者になりたい
月を見上げながら、君はつぶやく
忍者の学校は厳しいよ
君は驚き、苦笑い

ほら君のふっくらほっぺは月に似ている
僕がチュとすると、君はいやあとスイングする

そして、ようやく君は地上に降りる
翼畳んで、こどもに戻る

ようやく君は地上に降りる
翼畳んで、こどもに戻る

さあ帰ろう 手をつないで
また遊ぼう また遊ぼう

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