「ブーン」っていうオノマトペ

(今日の呟き#13)

最寄り駅まで自転車で行く途中、赤信号に引っかかった。

目の前を車が通り過ぎていく。自家用車、バイク、たまに大きなトラック。

小さいころから、車の走る音は「ブーン」と認識している。けど実際、車が走る音に耳を澄ましても「ブーン」という声は聞こえないし、なんなら「ブ」の字もあるのか怪しい。そもそも「b」の音が存在するのだろうか。

バイクとか、スポーツカーのような車ならそう聞こえなくもないけど、やっぱり「ブーン」って音は少し違う気がする。

自分の耳に入ってくる音を聞き入ると、当たり前だと思っていた擬音語に少し違和感を感じる。電車が走る音だとか、水が流れる音だとか、救急車のサイレン音だとか、小学校から聞こえる歓声の音とか。「ガタンゴトン」だったり「チョロチョロ」だったり「ピーポー」だったり「ワーワー」だったり。それっぽい音が聞こえなくもないような気もするけど、やはり文字そのものが表す音とは少し違う気がする。かといって、ほかに当てはまりそうな文字があるのかというとそれもない。

擬音語って、不思議。