趣味:動画編集

(今日の呟き#9)

動画編集って、楽しい。

動画編集っていうとよく「Youtuberにでもなるの?」とか訊かれるけど、そういう動画編集じゃない。PVみたいな、"映像作品"を作るのが好きとでも言ったほうがいいんだろうか。

自分が動画編集をする人だから気づいたことだろうと思うけど、最近、動画ってかなりインスタントなものになっているように感じた。

もちろん世の中には撮影したものを必要な部分だけ切り取ったカット編集だってあるし、本当に凝った映像作品だってある。けど、いろんなところに動画が溢れている今、動画1つ1つが「使い捨て」されたているものに感じる。

自分は高校時代にジャグリング部で何本かPV制作を行った。最初に作ったやつは12分(曲3個分)にも及ぶ長いものだったけど、それ以外は3~4分のPV。

もちろん映像作品だって、いくらデバイス上の仮想的なものだとしても形には残る。以前高校の友人の家に遊びに行ったとき、うちが作ったPVをみんなで鑑賞会した。作ってから数年たっても、こうやって盛り上がることはとてもうれしいことだった。

一方で、動画がすごく短いように感じた。多分、みんなからすれば動画の4分は普通の4分なんだと思う。けど、編集した身からすると、何十時間もかけて作ったものがたった数分で終わってしまう、そんな感覚がした。それがなんだか悔しかった。

もちろん何かを作るのにはある程度の時間が必要になるんだし、何十時間の努力が数分で終わるのだって当たり前なんだと思う。どうであれ、見ている側にとっては数分の動画は数分でしかない。


今、自分たちの周りにはいろんな動画で溢れている。中には何回も見返すものだってあるけど、大体は1回きりで済まされちゃうものだし殆どはごく一部の人にしか見られずに埋もれていく。

別によくわからんカット編集しかしてないやつとか、ただのお遊びで作られた動画はそれでいいと思うよ。けど、ちゃんと"映像作品"と呼べそうなものだって基本的には埋もれてたりスルーされていたりする。


自分もいつか、誰かが通り過ぎずに立ち止まってくれるような、何回でも見たくなるような動画を作れるようになりたい。