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業務で使っていない機能を「知る」ための試験勉強


また資格を取りました、でも…

こんばんは。
昨年12月にSalesforce認定Sales Cloudコンサルタントの資格試験をパスしてから、久しぶり?にコンサルタントの資格を取りました。
その名も「Salesforce認定Experience Cloudコンサルタント

またしてもかっちょいい認定証をいただきました。

とはいえ、実はワタクシ、この機能を使ったことがありません。
じゃあなんで受けたんだよ、というところから、本日はお話をしようと思います。

とっかかりは「例の図」から

ことの発端は、またしても期間限定のSalesforce試験バウチャー(要するに割引券)を得てしまったことです。
ただ、このバウチャーには使用の条件があり、

  1. 2024年2月末までに受験しなければならない

  2. 受験料22,000円の試験でなければならない

となっていました。
本来なら、Dataアーキテクト試験を目指していたはずだったのですが、さすがに使わないのはもったいないということで、Salesforceのアーキテクト関係者ならお馴染みのSalesforce アーキテクトジャーニーの図を見て決めることにしました。

(C) Salesforceアーキテクトの「例の図」
アドミニストレーターも下のさらに下にいます。

ダブルドメインアーキテクト(テクニカルアーキテクトではありませんよ、CTAではない!)を目指すものとして、この図の中にある受験料22,000円の試験から次の受験目標を選ぶことにしました。
注)「ダブルドメインアーキテクト」とは、上記図にあるアプリケーションアーキテクトとシステムアーキテクトの両方を取得している人のことです。

とはいえ、実はこれだけ試験がズラズラ並べ立てているのに、その条件を満たす試験は、予想以上に限られていました。

  • 認定アドミニストレーター(取得済み

  • 認定Platformアプリケーションビルダー(取得済み

  • 認定Platformデベロッパー(取得済み

  • 認定Experience Cloudコンサルタント

あら不思議、4択試験のはずが選択肢1つに絞られてしまいましたわ。
いつもの試験もこれくらい簡単ならいいのに。

ということで、使ったことがない機能の試験をアーキテクトの末席として受けることとなりました。

ちなみに、上記合格済みの3試験のうち「認定Platformアプリケーションビルダー」については、次からnoteのネタにしようと思っています。

知らない機能への抵抗感の減らし方

しかしですね、試験を受けることだけ決めても使ったことのないシステムを1から勉強するというのは、なかなかスタートしづらいものです。
「なんでこんな機能がSalesforceにあるの?」
そういう疑問を持ちながらTrailheadとかやっても、設定方法もなんとなくいじっておしまい、みたいな流れに当初はなっていました。

これではアドミニストレーター試験のときと同様、バウチャー期限に追われて勉強を気乗りせずはじめて落ちるというパターンに再度陥ってしまうという危機感というか焦燥感のようなものを少しだけ感じたので、その時とは別のアプローチを用いることで自分なりのやる気の出し方を試してみることにしました。

それは模擬試験をいきなり受ける。というもの。

試験範囲もはっきり掴んでいない状態での受験ということで、1回目は惨憺たる出来でした。
得点は、以下の画像を見てください。ハズカシッ

13点は酷すぎる、でもこれが現実…

いやー、我ながらショックといいますか、ここまで点数取れなかったのはさすがに初めてでした。
使っていないのだから、当然の結果なのですが。

こんな結果が出てしまえば、危機感といいますか、さすがに勉強しないとアカンでしょというメンタルになります。問題に対する解説を見たりヘルプを見たり、納得できなければChatGPT4(※)に質問ぶつけてみたり、その回答を見ても納得いかなければまたヘルプで調べたり海外のコミュニティの質問を探したり、とガリガリ調べる&問題演習の繰り返しを行いました。
その結果、最終的には、こんな感じになりました。

※ChatGPTで調べ物をする場合は、有料版のバージョン4を使ってください。無料の方は当てになりません。

驚きの得点力アップ。
問題文のキーワードを見ると回答がだいたい頭に浮かぶレベルまでやり込みました

回答を憶えるだけでなく、調査を繰り返すことで「この質問、なんでこんなところを聞いてくるんだ?」という疑問に対する自分なりの回答も7割位は得られるようになりました。
残り3割ほどは「そんな細かい知識聞いてくるなよ」になりましたが。

ここまでくれば、Salesforce関連ならだいたいの試験は突破できる、という確信を得られます。
あとは例の真っ白な画面でラジオボタンやチェックボックスをポチポチクリックして、かっちょいい認定証をゲットするだけです。

今回のまとめ

  1. Salesforceの機能にも、それぞれたぶんそれなりに意味がある。わからなければいろんなチャネルを使って調べる。

  2. 機能に触れられないor触れてもわからない時は、いっそのこと試験問題から入るというパターンもアリ。

  3. 納得できないところは納得できるところまで調べ切る。それでもわからなければ暗記モノとして割り切る。

これらと関連して、いままで実務で使えないことを理由に自分には縁のないシステムだと思っていたMarketing Cloudについて、今回と似たようなやり方で取っ掛かりを得ることができるのではないのだろうか?という気付きも得られました。
ダブルドメインアーキテクトを獲得したあとは、そちらの試験をチャレンジしようとも思いました。

次回予告

途中で少し書きましたが、現在一部の方からAppビルダーこと認定Platformアプリケーションビルダーについての要望があることから、そちらについて復習を兼ねてやってみたいと思います。

受験した時は「この試験ほど自分に向いているものはない!」とか思っていたのに結果は合格点+1点という有り様だったので、かなり勘違いしているところも多々ありそうで怖いですが。


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