ちくわぶがちくわになるまで。その2

どうもみなさんこんにちは。

今回は本題に入る前にちょっとふざけておきますね。

noteでも有料記事を何度か読んでいただきましたし、サポートを頂いたりして闇芝居でワンチャン狙えるくらいの金額は貯まりました、ありがとうございます。

ですので

みなさんのこのお気持ちは全て

闇芝居でワンチャン狙うのに使わせていただきますね、うふ。

また例のお店にワンチャンと思っていたのですが、子供の顔を思い浮かべた瞬間全てが終わってしまいそうなので、控えます。

では続き。

クズは家のお金(確か20万ほど)を奪って逃げだす訳ですが、その前も急に神戸の女の子の家に転がり込んでみたり(音信不通)、キャバ嬢の家に転がり込んでみたりとクズがクズたる所以の行動をしまくっていました。

今思えば何をそんなに追い込まれたつもりになっていたのかまったく理解不能なんですが、その当時のクズには何かあったんでしょうね、さすがクズ。

金の奪って逃げた最初はパチンコ打って、いくらか稼いでビジネスホテルに泊まるとういう事を繰り返していました。

そりゃ初めはお金がありますし、なんとかなっていましたが、そこは何も考えず楽に生きていきたいクズ思考ではうまくいくはずがありません。

当然お金は減っていきます。

そしていよいよお金も大分やばくなって来たときにまたクズ行動炸裂。

昔付き合っていた子の中で一番なんとかしてくれそうな子の所に押しかけます。

その子が押しかけたら断れないのはわかっていての行動、むしろ爽やかさまで覚えるクズっぷり。

ただ正直ここでの事はまったく覚えていなくて、気づくと地元のパチンコ屋で金を稼ごうとしてました。

きっと普通に追い出されたんでしょう。。。。

そして地元で1パチを打っている時に友達に見つかります。

そこまでの期間は多分1,2か月だったような。

友達には僕がいなくなった事を僕の両親から連絡済みで、その友達も僕を探していてくれていたみたいでした。

そして友達から告げられた事

「お前の父さんぶっ倒れて入院してたみたいだぞ、めっちゃ心配してるからとりあえず家に帰れ」

マジで衝撃でした。

どう帰ったか、何があったのかこれもまた覚えていません。

覚えているのは、当時父親が秘密基地みたいな感じで使っていたマンションの一室で過ごすようにと言われ、母親が買ってきた太宰治の人間失格を読んだということだけ。

人間失格のチョイスを後に母親に聞いてみたところ本当に他意はなく、暇だろうから有名な本でも読んどけという感じで、その中に太宰治の作品が入っていただけみたいです。

別に人間失格がぶっ刺さったとかは特にないです。

人間失格って言ってるけど、俺の方がクズよね、って思ったくらい。

しかし、そんな生活をつづけながらも自分が失踪していた時に何があったのかはだんだんわかってきます。

父親は僕が失踪したことに甚大なショックを受け多大なストレスを抱え胃に穴が開いてしまい、そこからの出血で倒れその場は下血で血まみれだったということ。

胃の治療をしている時に大腸に癌がみつかり手術をしなければならないということ。

この時クズはなんて思ったと思います?

俺のおかげで癌が見つかってむしろ良かったやん。

って

この時自己弁護かなんなのかわからないですけど、本気で思っていたんですよ。

今思い返してもすがすがしいほどのクズやな。

そしてある程度の期間を一人で過ごしたのち実家に帰ることになりました。

父親とはその間顔も合わせていなかったのですが、実家の自分の部屋に帰ると父親からの一通の手紙。

ここは本当に最大の後悔ポイントなのですが、まったく内容覚えていないんです。

読んだのは読んだんですが、読まれたのが気づかれないように元に戻して置きなおしていて、父親が回収するまで放置していたんですよね。。。。

ただその時期に唯一覚えている事があって、多分家ですれ違った時に

「もう逃げるなよ」

って言われたんです、これは言われた時はよく意味が分かっていなくて特に気にも止めていなかったんですが強烈に覚えています。

表情もしっかりと。

それから会社でレベルアップしたアルバイトみたいな感じで毎日定時まで働き親に借金というか天引きという形で一人暮らしの資金を出してもらい一人暮らしをはじめました。

そして、クズから少しづつ人間に戻りつつあるときに一番目をそらしたかった事実が。

「もうお父さんは一年もたないって」

母親から告げられた時にはまったく信じられませんでした。

何度手術しても良くなったとはならないし、恐らくずっと付き合っていかなきゃいけないんだろうなとは思っていましたが、本当にそんな時がくるなんて思ってもいなかった。

告げられた時、まだ父親は会社に毎日来ていて、たまに社会科見学で来ている中学生に楽しそうに説明している父親をみるとどうしても信じられなかった。

母親はどうしても本人に告知はしたくなくて、覚悟はしておいて欲しいけど絶対に本人には言わないでくれと言われました。

恐らく父親がその事実を受け止められるとは思わなったんでしょう、僕も今はそう思っています。

そして最初の告知よりもかなり父親は頑張っていましたが、とうとう耐えきれなくなって父親から入院したいと言う日がきました。

今思えば次に病院に入ってしまったらもう出て来れないという気持ちがあったのだと思います、もちろん自分がそうなってしまうなんて半信半疑ではあったと思うのですが、やはり予感はあったのだと思います。

今回はここまで。

ちょっとだんだん話がしんどくなってくるのでまた次回書きますね、それでは。



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