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Inventor / 駆動ユニット (7) LOD200 第2案 Plan B
前回はこちら
第2案の検証(Plan B)
デザインレビューの結果、出力軸の間隔を76から85にしたバージョンも検討することになったとします。いわゆる第2案、あるいは Plan B。本命がうまく行かない時の次善の策です。経緯を知りたいところですが、この記事では3次元CADによる設計手法にフォーカスしたいので、触れない事にします。
コピーデザイン
これまでに作成したデータセットがあるので、このデータセットを利用して、Plan B のモデルを作ります。いろいろ方法はありますが、ここではVault のコピーデザインの機能を使います。
![](https://assets.st-note.com/img/1638865490564-goTs1ePwLZ.png?width=800)
一番親のモデル(ここでは、dwg形式の2D図面)を選択して、コピーデザインを実行すると、参照モデルの名前解決したコピーを一度に作成できます。オリジナルと区別するために、ここでは、ファイル名の末尾を Plan_B と命名します。
モデルを修正
コピーデザインしたモデルを開きます。LOD100 と LOD200 のスケルトンモデル、2D図面です。
まず、LOD100のスケルトンを変更します。AB軸間ピッチを変更した結果がこちら、
![](https://assets.st-note.com/img/1638866117029-tHA0uT3oYA.png?width=800)
歯車AとBが嚙み合わなくなりましたが、ここではそのままにして、LOD200と2D図面がどうなるかを確認します。
![](https://assets.st-note.com/img/1638866477300-o00WRuvi7z.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1638866546128-f227kIKLup.png?width=800)
軸受けブロックの形状(高さ)が自動的に変わりました。歯車は嚙み合わなくなったので、設計変更が必要だと分かります。
このように、一部を設計変更した結果、形状・部品間の取り合いなど、つじつまが合わなくなる個所が現れます。適宜、LOD100、LOD200のモデルを変更して、設計を修正します。まだ、構想設計の段階なので、修正は楽ですぐに終ります。
歯車の再計算
デザインチェックのときと同じ手順で、平歯車コンポーネントジェネレータを開きます。
保存しておいたテンプレートを開きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1638867390533-Zbt5GWH4N9.png?width=800)
各歯車の位置を指定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1638867584815-FNsj4SrYtH.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1638867620926-RdtrjqBgUB.png)
ここで、「計算」を実行すると、歯車が再計算されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1638867769296-mHvmo2eIHZ.png)
再計算の結果、歯車の外径はそれぞれ、70mmと108mmとなりました。
OKを実行し、平歯車コンポーネントジェネレータを終了します。
![](https://assets.st-note.com/img/1638867998882-UuTCaCDVMr.png)
再計算された歯車の外径の寸法で、LOD100のスケルトンを修正します。
第2案の完成
![](https://assets.st-note.com/img/1638868265059-jT77Y4uG0Z.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1638873828455-cklyWzGaTy.png)
全体を確認、問題点を全て解決すれば完成です。
次は、LOD300詳細設計に移ります。詳細設計は、当初の第1案で進めることとします。続きは、次回
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