こんな引き継ぎはどうでしょうか?

これまで色々なシーンで「教え上手、下手」という表現を使ったことがあると思います。

自分自身に対して、他人に対してなど恐らく誰しもが使ったことがあるでしょう。
今回は社会人のBtoB営業における引継ぎについて書いていこうと思います。

私自身はこれまで大手3社、中小企業1社にて営業という立ち場で引継ぎを受けてきました。
 もう担当じゃないし適当でいいや!←適当の使い方間違ってるから(笑)
なー---んていう人、先輩、後輩、同僚・・・
当てはまる人がたくさん思い浮かぶのではないでしょうか。

さて、本題に行きましょう!!!

1)引継ぎは通常業務
2)引継ぎ書はもっと評価されるべき
3)口頭で伝えることが一つもないのがベスト

1)引継ぎは通常業務
 
多くの方がボーナスや定期査定などの際に、数字や目標への達成率、取り組み状況について上司と時間を取ることが多いと思います。その中の項目の一つとして「引継ぎ書の運用」を査定科目の一つに入れることで取引先の現状や課題について共有することが可能になり「異動が決まり引継ぎ書を作る」っていうことがなくなります。引継ぎは定期更新されるものであるのです。
 引継ぎ書に業務や作業内容が書かれているため、評価者(上司)は部下がどの程度の難易度の業務をこなしているのかの理解にも繋がります。

2)引継ぎ書はもっと評価されるべき
 
A4の紙っぺら1~2枚というのがよく見る引継ぎ書の枚数だと思いますが、内容の濃淡は雲泥の差があることが多いです。「要点を絞って書け!」と先輩や上司に言われた経験がある人が多いと思いますが、これはどんな能力の人でも悩まず記入できるように一定の水準で標準化することが必要なのです。
そこでポイントの一つとなるのは、何も知らない人が読んで理解できる内容、順番で書かれているか。これは、営業活動にも通じる部分で、初見のクライアントを例に上げると、そのクライアントのことをどれだけ理解できるか等にも繋がるのです。つまり、引継ぎ書の内容が営業成績にも影響してくると言っても過言ではありません。営業手法を指導するよりも、引継ぎ書を穴埋めのように埋めていくことがクライアントを理解することに繋がるのです。ほとんどの評価者は引継ぎ書をチェックすることがありませんが、これを評価基準にすることで、部下とのコミュニケーションが変わってくるかもしれません。

3)口頭で伝えることが一つもないのがベスト
 
よくある引継ぎの風景は、お互いに向かい合って引継ぎ書を見ながら引き継ぐ側が口頭で説明し、引き継がれる側がメモをする。。。

これ、全然ダメ!

何も知らない人が理解できる内容での作成が基本です。
仮に質問された場合は、引き継ぐ側がFAQとして作成し直す。
これをやらずに、立場が上の人が「ま~~こんな感じでいいよね」とか
「メモって!」などで終えてしまうことが多いため、引継ぎ書の意味がどんどん薄れていくんです。

極端な例としては、引継ぎ側の人が急に入院しても引継ぎ書を見れば、社内業務が回るというのが一番の理想と言えます。クライアントへの対応については、営業力が試されますが社内業務については一定レベルで誰でも処理できるということが大切なのです。
 引継ぎ挨拶を除いて、引継ぎ書のみでの引継ぎが理想と言えます。

簡単そうで中々取り掛かれていない今回の内容。
引継ぎ書作成代行や御相談などあれば是非ご連絡ください!

引き継いだばかりでGWも安心して休めない!!
なー--んてことがないように、円滑な引継ぎを実現させましょう。


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