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子どもの「好き!」にスポットをあてる 息子とのふたり旅 

小6の息子と二人だけで小旅行に出かけました。
発達に凸凹がある彼は、
あまり学校に馴染めず不登校がち。
母親の私から見ても、日々しんどそうに感じます。
少しでも充電できたらと
「お母さんと二人でお出かけしよっか」と
声をかけました。

同じ市内ですが、
自宅から1時間程バスに乗って出かけ、
観光したりランチをして帰ってきました。

彼は地図を見たり情報収集が得意なので
「どこへ行くか」「どんな手段で移動するか」など
すべて任せました。
私はランチのお店を予約したことぐらい。
本当に「息子に連れて行ってもらった」という感覚です。

この小旅行の1番のポイントは、
「子どもの好きなこと・得意なことが発揮できる場をつくること」
です。

息子はバスが大好きで、
市内のバス(全部で50本はあると思います)路線図を
すべて覚えています。
「●番のバスは、●●から●●通りを通って、終点は●●」というように。

その知識を駆使して
行き先を考えたり、バスで移動することが
とても楽しいようでした。
得意気に目を輝かせて、私を案内してくれました。
帰り道、私が「お母さん、楽しかった〜!」
と伝えると彼は満面の笑みでした。

発達に凸凹がある息子にとって、
日々学校の「ものさし」で測られることは
生きづらいだろうなと想像します。
必死で学校の「ものさし」に合わせようとするけれど、
どれだけ頑張ってもみんなと同じようにできない。
「できない自分」を責める息子を見る度、心が痛みます。

学校や世間の「ものさし」じゃなくて
息子が1番になれる「ものさし」って何かなあ?
と考えて、この小旅行を思いつきました。

バスの路線図なんて学校のテストには出ません。
何の役にも立たない地味なことかもしれませんが、
息子の輝く「場」がつくれたことが
とても嬉しい1日でした。

「自分てスゴイ!やるやん!」
と思える経験を沢山させてあげたい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。



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